2018.05.09

特電初の技術系正社員を募集します

特殊電子回路㈱では、正社員を募集します。

「今年就職したけど、いまいち合わなかった。やっぱりFPGAや回路設計の仕事に転職したい」という方はいませんか?

特殊電子回路では「Cosmo-Z」や「HyperFADC」など、高速ADC×FPGAな自社製品の開発をサポートしてくれる正社員を募集します。

詳細とエントリーはこちら をご覧ください。

 

(↑このような製品のFPGAや組み込みソフトウェアの開発)

今回の募集はアルバイトではなく社会人の正社員です。正社員という肩書が重い・・という方は契約社員でも構いませんが、基本的に週5日×8時間で働ける方を募集します。

飲み会とかもありませんし、叱られることもありません。激務ではないので新しい技術を勉強する時間が十分に取れます。いろいろと教えてもらえます。

週5のフルタイムですが、定時に帰れます。もちろん残業したい方はしても構いませんが、原則として36協定の範囲内となります。休日出勤は原則としてありません。(年に1~2回、展示会があるかもという程度)。

必要な知識と経験はFPGAや回路設計に関することですが、入社後に徐々に覚えていっていただきますので、入社時点でエキスパートである必要はありません。ただし、電子回路に対する情熱と、電子回路が好きだという気持ちは必要です。

詳細とエントリーはこちら をご覧ください。

sun

さて、気になる給料ですが、モデル年収には25歳で350万円と記載しています。これを安いとみるか、高いとみるかは人それぞれですが、能力のある方にはもっと高い給料をお支払いします。

25歳というのは、「大学院卒入社1年目でミスマッチで退職した人」あるいは「大学卒で3年程度働いた人」というのを想定しているためです。こういう募集をしているのは五月病の季節だからです。350万円という基準は、世間一般の基準をもとに決めています

実際には何歳の方が応募していただいてもWelcomeです。

どのようにして給料を決めるかというと、その人が1年間にどれだけの付加価値のある仕事ができるかです。

昔から言われていることですが、自分の給料の3倍稼がなければならない、という話があります。会社には間接部門や家賃がぶらさがっているから、現場の人は給料の3倍稼がなければならないという説なのですが、この数字には意外と根拠があることがわかります。(弊社の場合は社長が働いている零細会社なので3倍稼がなくても大丈夫でしょう。)

つまり、月に90万円分の仕事をしてくれる人を採用したいということです。

もちろん能力のある人にはより高い仕事をお願いします。一人で月に150万円の仕事ができる人であれば、年収600万円をお支払いします。

30歳や35歳の方でも応募していただいて構いません。年齢に応じた世間並みの給与をお支払いできるようにいたします。ただし、その年齢に応じた年収がお支払いできるかどうかは、その人の能力によります。

sun

今回の募集は、特電では初めての技術系正社員を採用したいという強い思いから来たものです。

いままでは、社長と、手伝ってくれるアルバイトさんだけで14年間なんとかやってきました。

正社員は一人も採用してこなかったのです。

その大きな理由は、

  • 給料を払い続けることができるだろうか
  • いくらまでなら給料を払うことができるだろうか

という不安があったからに他なりません。

今までは社長が我武者羅に働いてその利益を事務所家賃や雑給、固定資産に充てるという考え方でした。個人事業の延長でした。

しかし、この考え方じゃ会社が大きくならないということに気が付きました。

例えば「月給60万円でベテラン社員を採用するかどうかというケース」を考えてみてください。

毎月コンスタントに給料を払えるだろうか・・55万に負けてもらえないだろうか

と減らす方向に考えるのではなく、

180万円の受託開発を受けたとして、その人がいれば1か月で完成できるだろうか?完成できるなら毎月180万円の仕事を取ろう。120万円で営業や間接部門を2人増やし、福利厚生や固定資産も充実させよう。

と考えるようになったからです。

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2018.05.07

Zynqberry×ZYNQセミナーを開催します。

来る5月16日(水)、Zynqberry×ZYNQセミナーを開催します。

ボードの使い方から、サンプルプロジェクトの解説、Linuxの構築やアプリケーションの作成、ドライバ、FPGAの作成方法など盛りだくさんの内容です。

ZbseminarZynqberry

ZYNQで動作するオリジナル製品を開発するには、FPGAやアプリの開発だけではなく、OSの構築についてもひととおり知っておく必要があります。

そこで、ZYNQを使った製品を開発する方のために、Zynqberryを題材にしたセミナーを開催することにいたしました。

主に下記のような内容で話をいたします。

  • Trenz社サンプルプロジェクトのしくみ
  • 基板の拡張方法
  • 自分のFPGAプロジェクトはどうやって作ればよいか?
  • 自分のソフトウェアはどうやって開発すればよいか?
  • 作ったプロジェクトでFPGAが起動するようにするにはどうすればよいか?
  • OSとドライバの機能はどうやって使えばよいか?

これまでに行ってきたセミナーがOSの構築であったのに対し、今回のセミナーは応用編という位置づけでアプリケーションの構築まで深く解説します。

時間は10時から17時と少し長めにとっており、講義とハンズオンを混ぜたセミナーとなります。

少し長めの時間を確保しておりますので、急がずにゆっくりと手を動かしながら、着実に身に着けることができます。

セミナー内容の詳細

  • 第1章 Zynqberryの概要
    • ZynqBerry(TE0726)のハードウェア
    • スクリプトベースのVivado活用法
  • 第2章 OSの構築
    • FSBLへのパッチ
    • U-Bootの構築
    • 何もないところからのXILINX Linux Kernelの構築
    • デバイスツリーの書き方と各項目の意味
    • USBとWiFiを開放する
    • Ubuntu Linuxでリッチな環境
    • HDMI出力とデスクトップ
  • 第3章 より進んだ開発方法
    • ドライバを作らずにZynqberryのGPIOを操作する方法
    • SDSoCバウチャーを使った開発
    • 動的なFPGAの書き換え方法
    • 作成したデザインをROM化する方法
    • User Space I/Oを使ったハードウェアアクセス方法
Zynqberryubuntu14

【Trenz社ZYNQ製品活用セミナー 開催概要】

日時:2018年5月16日 10:00~17:00(受付開始9:30~)

場所:新秋葉原ビル 3階 秋葉原駅前会議室 セミナールームA

   (東京都千代田区外神田1丁目18)

アクセス:https://goo.gl/maps/mBeEsBzegdM2

受講料:10,800円 (税込)

定員:10人(抽選)

申し込み開始:2018年4月27日から

申し込み終了:2018年5月15日 12時00分まで

【ご持参いただくもの】

  • ノートパソコン ※必須
    ノートパソコンにはXILINXツールをインストールする必要があります。詳細は後日公開します。
  • ZynqBerryまたはGigaZeeボード
    ※ボードをお持ちでない方は貸し出しも可能です。

10名様限定、1日コースで参加費用は10,800円。絶対に損はさせません。

ZYNQを使った製品を作りたいとお考えの方、ぜひお待ちしております。

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2018.05.01

Cosmo-Zでの16ch同時サンプリング

今日はCosmo-Zの開発に関して、とても大きな進捗がありました。

オシロモードでの16ch同時サンプリングができるようになったのです。

Csz16ch_photo

いままでCosmo-Zはオシロモードでは最大8chまでしか同時サンプリングができませんでしたが、それは計測データをセレクトしてAXI HPポートに送り出すステートマシンの出来が悪かったからです。

AXI HPは64bitの幅で計測データは16bit幅なので、1クロックで4個分の波形を転送できます。Cosmo-Zは32QWORD単位で各チャネルのデータをDDR3メモリに転送しているので、1チャネルの波形を128個分送り出しています。

ところが、AXI HPの最大転送長は256QWORDなので、1回の転送で8ch分のデータしか送り出せなかったのです。そこで現状のステートマシンの外側に新たなループを設け、256QWORDのデータ転送を複数回繰り返せるようにして、32ch分のデータをメモリに転送できるようにしたのです。

Csz16ch_stm

とは言っても、AXI HPポートは250MHz 64bitの幅しかないので、全部のバンド幅を使い切ったとしても16chならば最大で62.5MHzまでのサンプリングとなります。これ以上の周波数はFIFOが許す限りということになりますが、16ch 100MHz 3900ポイント程度までは大丈夫でした。

4000ポイントにするとエラーとなります。

Csz16ch_err

もう、ステートマシンの動作が謎すぎて、理解不能になってきました。

sun

下の図は16ch分の波形の同時サンプリング結果dす。

Csz16ch

ヒストグラムもタケノコのようにワキワキと生えています。

Csz16ch_hist

サンプリング周波数を50MHzにしたら、16chで100万ポイント分同時サンプリングできました。

Csz16ch_1mpoint

ノイズを見ているのでほとんど重なって太い棒のようになっています。

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2018.04.30

Cosmo-Z Miniを出荷しました

本日、Cosmo-Z Miniの出荷の初出荷を行いました。

どうしても4月中に出荷したかったので、昨夜から泊まり込んで作業していました。

Cszmini

Cosmo-Z Miniは、ZYNQを中心に、14bit 125MHzのADCを4chと、14bit 125MHzのDACを2ch搭載した計測&信号処理装置です。

Web経由で波形が見れるだけではなく、FPGAによってリアルタイムに信号処理をしたり、ADCで計測した値からDACへフィードバックができるというものです。

Cszmini6

sun

この製品は、特電にとって新たなスタートの一歩となります。

いままでの製品とは違い、基板むき出しではなく、写真のようなアルミのケースに入っています。特電は今まで評価基板という類のものをいろいろ作ってきたのですが、これからはこういう最終製品も手掛けていきたいと考えています。

Cszmini2

Cszmini3

付属品とともに箱に梱包し、出荷です!

Cszmini4

この装置が皆様の研究のお役に立ちますように!

Cszmini5

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2018.04.29

改版したCosmo-Z Miniの性能

改版したCosmo-Z Miniにコネクタ等を取り付け、実験開始です。

まず、信号発生器を使って周波数特性を測ってみました。

Cosmo-Z Mini旧基板は30MHzくらいでゲインが下がり、その後も2倍程度の傾きで下がっていますが、Cosmo-ZとCosmo-Z Miniの新基板は50MHzくらいまではフラットな特性が出ています。

Cszf

旧基板はアナログフロントエンドのOPアンプにTHS4521を使っていましたが、今回の改版でTHS4520に戻した結果、Cosmo-Zと同等の性能になりました。

それから、オーディオアナライザで作った100kHzで綺麗な(ひずみ率-100dB以下の)正弦波を入れた結果、-90dB以上のひずみ率を達成できました。

Np1104a100khz

サンプリングした波形をFFTした結果、高調波は微塵も生じておりませんでした!

旧基板で測ったときのスペクトラムは下の図の-60dB程度だったので、OPアンプの型番が1つ違うだけでここまで変わるのかと思ってしまいます。

Cszmini_old

happy01

ただ、CORDIC法+DDSで作った波形でDACを試したところ、そこまで良くはなく、-70dBくらいかなという感じでした。

1104a23k

最大の懸案であった、アナログ性能については大きく改善した(というかCosmo-Zの仕様に戻った)といえます。

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2018.04.27

Cosmo-Z Miniの新しい基板が届いた

実装屋さんからCosmo-Z Miniの基板が届きました。

4月18日に出図して、23日に生基板ができあがり、27日に実装完了です。

とにかく急ぎました。

懸案だった「ケースに干渉せずに入るか」という問題も無事クリア。

Cszmini_board

これから動作検証です。

一発で動くといいのですが・・

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2018.04.26

CORDIC法で作ったDACの波形がきれいに・・ならない

CORDIC法とDDSで正弦波を作って、それをDACから出力したのですが、正弦波の頂点のところで少し欠けているような気がしていました。

リサージュ図形にしてみても、下の図のように、頂点のところに少し減った値が出ています。

Cordic_err

この回路はCORDIC法で-0x20000~+0x20000の正弦波を作り、上位14bitを出力するという方法で正弦波を出力していました。

上位14bitというのが[17:4]を取っているため、0x20000が出力されるときにオーバーフローして、最低値が出力されるため、値が下がるようになってしまうのではないかと思ったので、乗算器を入れて最大値でも0x1ffffを超えないようにしました。

Cordic_circuit

ところが、結果は予想に反するものでした。

ひげのようなものが、逆に増えてしまいました。

Cordic_err2

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2018.04.24

セキュリティキャンプでJTAGの講演を行います

セキュリティキャンプの講師をやらせていただくことになりました。

今年から創設されたフィジカルトラックというところで、「JTAG(ジェイタグ)の原理と活用」というテーマで講演させていただきます。

下記のページの

https://www.ipa.go.jp/jinzai/camp/2018/zenkoku2018_program_list.html

のページのD5の講義です。

JTAG(ジェイタグ)はいわゆる「工場出荷時の検査モード」で、ほぼすべて(概ね32bit以上の組み込みCPUを含めて)のハイエンドなCPUやFPGAに備わっています。これを使うと、CPUを強制的にデバッグモードに入れて動作をオーバーライドし、本来のプログラムとは違うプログラムを走らせることができたり、FPGAに書き込まれている回路とは異なる動作をさせることができます。しかも、ROMを書き換えず痕跡を残さずに・・ このように便利なテストモードですが、ハッキングの手段としても使うことはできるので、市場に出る製品では無効にされていることも多いでしょう。本講義ではそんなJTAGの原理と波形の解説をはじめ、組み込み機器でよく使われているARMプロセッサ(具体的にはRaspberry Pi3やそこら辺のルータ)やFPGAをターゲットに、LSIの内部構造へアクセスする簡単な実習を行います。

どんな講義にするかはまだ未定なのですが、1コマ3時間くらいしかないので、基本的な説明は事前課題で勉強してもらうことになると思います。

講義本番の時間では、手近なRasPiなどのマイコンボードをJTAGアダプタにして、JTAGのプロトコルを喋らせて、CPUの内部のデバッグ用レジスタのアクセスしたり、FPGAに書き込んだりして、皆で遊びます。

JTAGの低レイヤーのプログラムは講師が事前に用意しますので、参加者がゼロから作る必要がないようにします。参加者は「どのデバッグレジスタに何をするか」という、JTAGの中ではアプリケーション層といえる部分をいろいろ試してもらいたいと思います。

実際に手を動かして試して、CPUやFPGAの中をいじくって、解説して、可能ならばセキュリティを破る、そんなゆるいセミナーにしたいと思います。

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