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2005.06.03

Virtex2ProとTDOのプルアップ

私の今いちばんのお気に入りデバイスは、Virtex2Pro。
PowerPCプロセッサやRocketIOなど面白いものがいっぱい入っています。

さて、そんなVirtex2Proですが、このシリーズはJTAGのTDO端子にプルアップ抵抗が内蔵されていません。

普通、大抵のデバイスにはTDOをプルアップする仕組みが内蔵されているので、TDOはJTAGケーブルと素直につなげばよいわけです。ところがVirtex2ProのTDOはオープンドレインとなっており能動的にはドライブされないため、回路設計者が外からプルアップしてやらなければなりません。

データシートには、速度や容量を考えて200Ω以上にするようにと書かれていますが、実際にはどの程度がいいでしょう。

まず、プルアップ抵抗を10kΩにした場合の波形をご覧下さい。なお、デバイスはXC2VP4で速度は-6です。

10kΩ時の波形

ショッキングです。明らかにコンデンサの充電波形です。
太くて高いパルスは、'1'が2つ以上連続している場合なのだとは思いますが・・・。'1'が1つしかないところは波高も低く、こんな波形では高速動作は望めません。
実際にやってみたところ、TCK=1MHzはOKですが、TCK=2MHzでダメでした。
10kΩを並列にして5kΩにしても、状況はあまり変わりありません。
5kΩではTCK=2MHzはOK、3MHzはダメでした。

プルアップ抵抗を330Ωにすると、かなり波形は綺麗になります。

330Ω時の波形

これで、TCK=10MHzでも通るようになりました。(JTAGケーブルの長さは20cmくらい)
TCK=10MHz時の波形

まとめると、
× 10kΩ→1MHzはOK 2MHzはダメ
× 5kΩ →2MHzはOK 3MHzはダメ 
○ 330Ω→10MHzはOK
TDIやTMSのプルアップは4.7kΩでもいいのですが、TDOはもっと低くしないといけないようです。

なお、MITOUJTAG BASIC Version1.2.2では、Virtex2Proのコンフィギュレーションができるようになります。
TCK=10MHzに設定して、XC2VP4にbitファイルを書き込んだ場合の所要時間は1秒未満と非常に高速です。快適なFPGA開発をお楽しみいただけます。


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コメント

TDOのプルアップ、よく煮詰めずに4.7Kにしてました。参考にして見直してみます。

投稿: shirou | 2005.06.03 08:17

実は私も最初10kΩ×4の集合抵抗を・・・。JTAGの速度を上げると変な挙動をするので気が付きました。

投稿: なひたふ | 2005.06.03 16:45

プルアップ抵抗ですが、昔から4.7kか2.2kを選択してしまいます。10kだと軽い気がするんです。また1kだと重い感じがして、、。低電圧時代は2.2kか1kくらいが無難かも知れませんね。
ただ、ぼくはプルアップしすぎかも。その割には大事なプルアップをわすれてお客さんにご迷惑をおかけしたりしています。そそっかしい。大量生産していないので、軌道修正が早いのが救いです。

投稿: shirou | 2005.06.03 23:18

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