RS232C-JTAGの写真
R8Cを使った、RS232C-JTAGの写真をアップします。
R8C基板のほかには、抵抗5本、コンデンサ、LED、コネクタ以外には部品を使っていませんので、簡単に作ることができます。電源はターゲットボードのJTAGコネクタからもらいます。
DSUB変換コネクタを万能基板に丈夫に実装するには、ドリルで穴あけが必要です。それ以外は難しいところはありません。
使うときには、R8Cのデバッグケーブルでファームウェアを書き込んでから使用します。プログラムのROM化のやり方がよくわからないので、毎回HEWから転送しています。これではちょっと面倒ですね。
上の写真は、ヒューマンデータさんの、XSP-014Cにつないで実験しているところです。
XC2C256Cのバウンダリスキャンとかはできます。
ただし、R8Cのプログラムで一部完成していない処理があるので、SVF経由で書き込みがまだできません。
昔のDWM付録基板、CycloneにもSVF経由で書き込めませんでした。
もうちょっとデバッグが必要なようですね。
また、今年のDWM付録基板のSpartan3は全く認識できませんでした。
私がこれまで実験してきた感触によると、TCK信号の遷移時間がJTAGの成否に関係しているようです。
JTAG信号の電圧の振幅は十分でも、信号の遷移時間が遅いとうまく動作しないようです。JTAGを正常に動作させるためには、TCKが十分に鋭く立ち上がる必要があるようです。また、このあたりはSpartan3のデータシートにも書かれていないようです。あまり知られていないことですが。
今年のDWM1月号の付録基板で、74HC125でうまくいかない人が続出したのは、おそら、電圧の問題ではなく、TCKの立ち上がりの鋭さの問題です。だから、AC125に変えたり、HC14のシュミットのバッファを通すとうまくいくのでしょう。
R8CをつかったRS232C-JTAGにも、LVT***などのバッファを入れるように改良したほうがいいのかもしれません。部品が増えちゃうのは面倒ですが仕方ないですね。
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