AVNETのボードにEmbeddedSmartJTAG
AVNETのSpartan3E評価ボードに、Embedded SmartJTAGを組み込んでみました。
「Embedded SmartJTAG」というのは単体の商品ではありません。CY7C68013を使ったシステムの中に、SmartJTAG相当の機能を組み込むものです。
つまり、EZ-USB FX2にUSB-JTAGを同居させてもらい、MITOUJTAGやNAXJPからFPGAやROMやCPLDのプログラミングができるようにするというものです。もちろん、CY7C68013は本来のモードでも動作します。
今回実験に用いたAVNETの評価ボードに、Embedded SmartJTAGを組み込むのはとても簡単でした。
EZ-USBの汎用I/Oポートが出ているジャンパ(JP3)から、JTAGのコネクタへTCK、TDI、TMS、TDOを適当につなぐだけでOKです。ただし、USBチップは3.3VでSpartan3Eは2.5Vなので安全のため、間に33Ωくらいの抵抗をいれています。
Embedded SmartJTAGのイメージをFX2のROMに書込み、MITOUJTAGを起動させ、認識させます。
すると、SmartJTAGとSpartan3Eが認識されます。
これだけで、バウンダリスキャンができ各端子の状態を見ることができます。

(Embedded SmartJTAGは開発中の製品なので、アイコンはSmartJTAGのものを使用している)
また、MITOUJTAGからSpartan3Eにも書込みができるように対応しました。
これで、簡単にSpartan3Eにbitファイルをダウンロードすることもできるようになりました。
とても楽です。
評価キットのCD-ROMに入っているサンプルデータをダウンロードし、ロジアナを起動。

ちゃんと、LEDの動作が見えました。
これは使えるぞ・・と自分でも思いました。
サンプルのデータを書き換えてみようかと思ったのですが、Spartan3Eのデータをコンパイルするには、ISEのバージョンは7.1が必要なようで、今使っている6.2iではできないようです。
ということで、今日はここまでにしておきます。
Embedded SmartJTAGと、MITOUJTAGのSpartan3E対応については、ナヒテックまでお問い合わせください。
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