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2006.02.14

DWMのARM基板を研究中

昨日、DWM付録のARM基板で、LEDチカチカをやってみたところ、起動してから10秒くらいでプリフェッチアボート例外で止まってしまうという現象に遭遇しました。昨日はCPUの27番ピン(LVDD:コア電源 2.6V)を浮かせるという処置をすることで、LEDチカチカが安定して動作するようになりました。

LEDチカチカが途中で動かなくなる原因は、このLVDD端子が原因ではないかと推測されるのですが、電圧だけの問題とも思えません。なぜなら、昨日の改良をした状態でLVDDを3.3Vに無理やりつないだ場合、正常に動作した(数十秒で停止することはなかった)のです。

原因を調べるために、今日、試しにこの27番ピンを元に戻してみました。つまり、基板をデフォルトの状態に戻しました。するとやはりプリフェッチアボート例外で止まってしまいます。

ここで、下の図のように27番ピンと26番ピンから、ディジタルGNDに向けて0.1μFのバイパスコンデンサを入れてみたところ、LEDチカチカは1時間以上動きつづけました。(今のところ動作異常は起きていない)
改良の半田付け
26番ピンと27番ピンを半田でショートさせ(もともと基板上で接続されている)、そこからGNDへコンデンサを通すというものです。
パスコンをつないだ写真(LVDDは3.3Vのまま)

この改良を行ったところ、LVDDが無理やり3.3Vに接続されているにもかかわらず、LEDチカチカは動きつづけました。

デフォルトの基板でLEDチカチカが止まってしまう原因は、おそらく、LVDDにパスコンが入っていないことではないかと思います。ディジタル系3.3Vの最寄のパスコンは、ADM3202の隣にあります(C7)。27番ピンのLVDD位置からはちょっと遠いような気がします。

と、書いているうちに、なんとなく解決方法が掴めてきました。
すごく簡単な解決方法がありそうです。
今思いついた改良を施して、しばらくLEDチカチカをヒートランテストしてみます。続きはまた明日。

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