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2006.05.31

代引きの申し込み

今日は、代引きの申し込み&初出荷を行いました。

佐川急便の代引きは、「eコレクト」という名のサービスです。
このサービスを利用して商品を出荷するには、まず申請書を書いて審査に通ることが必要です。申請には、申込書と登記謄本、インターネットのホームページを印刷したものを提出します。それらを提出した後、同意書というのに記入します。
今、審査をしてもらっています。

一方、郵便局の代引きは審査のようなものは必要ありません。郵便局に行って、代引き用の宛名ラベルをもらってきて、それに記入して発送するだけです。したがって、すぐにでも始められます。
Mihon

ただ、出荷するときに荷送り人の住所が確認できるもの(運転免許証)などが必要です。

佐川急便の代引きでは、お客様から頂いた代金を佐川急便が荷送り人の銀行の口座に振り込んでくれます。一方、郵便局の場合は郵便貯金の口座になります。郵便貯金の口座をもっていない場合は、為替という方法で受け取ることができるようです。
郵便局が発行した為替証書という紙があって、それを郵便局に持っていくと日本銀行券に換えてくれるようです。
為替って、そういえば大学入試の受験料だか大学の入学金を支払う際に使ったような気がします。

で、佐川急便の方はまだ審査中だったので、今日は郵便局で初の代引き出荷をしました。

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2006.05.29

XILINX FPGAからSPI ROMをJTAG書き込みするツール 公開

とりいそぎ、題意のとおり、「XILINX FPGAからSPI ROMをJTAG書き込みするツール」を公開します。

このツールを使うと、ATMEL社やST社のシリアル接続FlashROMに、Spartan3Eから書き込みを行えるようになります。

ソフトウェアは下記のURLにあります。
http://www.nahitech.com/jtag/download/nxspi.exe

まず、上記のnxspi.exeをダウンロードし、MITOUJTAGがインストールされているフォルダ(通常はC:\Program Files\Nahitech\mitoujtag)にコピーしてください。

このソフトウェアを使うには、Spartan3Eに一旦SPI ROM書き込み専用のデザインファイルを書き込む必要があります。
nxspi.exeを使う前に、MITOUJTAGを起動して、お客様のターゲットボード上でSPI ROMが接続されたFPGAに以下のBitstreamを書き込んでください。Bitstreamファイルは、FPGAの品種とパッケージに合ったものをお使いください。
 ・XC3S100E TQ144用
 ・XC3S500E FT256用
 ・XC3S500E FT320用
 ・Spartan3E Starter Kit用

Nxspi20060529_2

その後、MITOUJTAGを一旦終了して、nxspi.exeを起動してください。

なお、本ツールは、MITOUJTAGとの統合が行われていないため、 本ツールとMITOUJTAGは 同時には使えません。ターゲットボードとの接続の際にMobile JTAG Cableをお使いの場合は、 nxspi.exeを起動する前にMITOUJTAGからケーブルの接続を解除してください。 パラレルポート接続の場合は同時に使用できます。

nxspi.exeを起動すると、JTAGチェーンに接続されているデバイスを認識します。
Nxspi
画面右下のラジオボタンから、最も近い種類のjSPI ROMを選んでください。

「Write」ボタンを押すとファイル選択ダイアログが開くので、フラッシュROMに書き込みたいデータファイルを選択してください。

以上でSPI ROMへの書き込みが行われます。

もともとこのSPI ROMへの対応は、あるお客様からの依頼(テクニカルサポート)で始まりました。
とりあえず、そのお客様がお使いのデバイスでのみ動作するように即席で開発したものですが、今後は、多くの方に使っていただけるよう改良していきます。

やるべきことは、まず現在リリースされているST社とATMEL社の全種類のROMにちゃんと対応させます。
それから、MITOUJTAGの中から呼び出して使えるように、MITOUJTAG本体との統合を目指します。
(Windowsのフォームを持ったDLLを作って呼び出す方法がわかってきた。これでGUIを備えたプラグインをいっぱい作れるぞ!)
また、現時点ではROM書き換え用ファームをその都度手作業で指定するようになっていますが、より使いやすくするには自動でダウンロードされるのが望ましいといえます。Spartan3Eのサイズやパッケージに応じたBitファイルを自動で選んで書き込まれるようにします。

近日中にMITOUJTAGのWebページの中にサポートページをつくって、FPGAに書き込むBitstremやそのソースVHDL、そしてソフトウェアをダウンロードできるようにする予定です。

ご期待ください

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2006.05.28

ショッピングカートと代引き

ショッピングカートを作りました。

いままでナヒテック製品をご購入したいという方からは、メールや電話、FAXでお問い合わせをいただいておりましたが、Webからでも購入できるようになりました。
http://www.nahitech.com/shop/

また、代金のお支払方法は代引きにも対応します。

今まで、弊社製品を購入されるお客様や、間に入っていただく商社様から、掛売りか代引きでなければ購入できないということが多く、代引きの取扱いのご要望を多くいただいておりました。

ナヒテックは今回はじめて代引きというものにチャレンジするのですが、調べてみると、佐川急便やクロネコヤマト、それから郵便局もやっているようです。

佐川急便とクロネコヤマトは、代引きの取扱いを開始しようとする業者に対して審査があり、申し込みから一週間ほどかかりそうです。
郵便局のゆうぱっくにも代引きはありますが、郵便貯金の口座が必要とのことです。審査についてはWeb上ではよくわからないので、郵便局に行って聞いてみることにします。

佐川急便の担当者さんの話によると、最近は審査が厳しくなっているそうです。申込書にいろいろ記入した上、インターネットでの通販の場合はホームページを印刷したものが必要だそうです。
佐川急便の代引きでは、お支払に現金だけではなくデビットカードやクレジットカードも使えるそうです。
とりあえず佐川急便で代引きにチャレンジしてみます。

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2006.05.26

Spa3Eで扱えるSPI ROMのアクセス方法

Spartan3Eが扱えるSPIのROMは、ATMEL社のものと、STMicroelectronics社のものがあります。
これらのROMは、それぞれSPI方式なのですが、コマンドの形式が異なります。

制御信号で重要なものは、下の4本です。MISOとかMOSIとかややこしいのですが、
MISO マスタ(FPGA)が入力する・・スレーブ→マスタへの通信
MOSI マスタ(FPGA)が出力する・・マスタ→スレーブへの通信
CLK クロック
CS 通信をアクティブにする信号
このようになっています。

基本的には、マスタは、CSを下げて、8ビットの倍数の長さのコマンドを送信します。コマンドやデータの長さに制限はなく、デバイスの設計しだいでどんな長さにでもなります。
Spi1

スレーブはコマンドを受け取ると、必要に応じてデータを出力したりします。
Spi2

マスタがCS端子をHに上げると、一連のコマンドは終了となります。


たとえば、ST社のROMからデータを読み出すには、コマンド0x0Bを送信した後、24ビットのアドレス0x000000を送信します。その後、CS信号を上げずにクロックを入力しつづければ、コンフィグデータがROMから出力され、FPGAが起動します。
数メガbitにもなるコンフィグデータですが、最初に一度アドレスを与えれば、再度アドレスを与える必要はありません。

一方、ATMEL社のROMからデータを読み出すには、コマンド0xE8を送信した後、24ビットのアドレス0x000000を送信します。その後、CS信号を上げずにクロックを入力しつづければ、コンフィグデータがROMから出力され、FPGAが起動します。こちらも、最初に一度アドレスを与えれば、再度アドレスを与える必要はありません。

最初に無駄なデータが8ビットでるかとか、そういう些細な違いはありますが、基本的には読み出しの方法は同じで、最初にコマンドとアドレスを与えて後はクロックを与え続けるだけで、全データが読み出せます。

なお、最初に与えるコマンドはFPGAが作り出しますが、これをどのようにするかは、FPGAのVS2~VS0の端子で設定します。

このように、SPIのROMから読みだすのは非常に簡単です。

さて、書き込みはちょっと厄介です。
まずATMEL社のROMについて説明します。

Spartan3Eが扱えるのは、ATMEL社のAT45DBシリーズというFlashROMになります。
このROM、たとえばAT45DB041Bは、内部に264バイトのバッファを2つ持っています。このバッファはSRAMであって、フラッシュメモリアレイのデータを一時的に保存することができます。メモリアレイの「行」にかかわらず、フラッシュメモリのデータの一部分だけを書き換えたりすることができます。

コンフィグデータのように大きなデータを書き込む際には、264バイトごとに書き込みコマンドを発行して書き込みます。

このメモリの扱いにくい点は、バッファの長さが264バイトと中途半端なところにあります。
4Mbitのメモリであっても、総容量は4325376バイトになります。

AT45DB041Bでは読み書きバッファの長さは264バイトですが、新しいAT45DB041Dではバッファは264バイトと256バイトが選択できるようになっています。もう少し正確にいうと、工場出荷時は264バイトですが、ROMにあるコマンドを送信すると、256バイトモードになります。しかし、このモードはいったん設定したら元に戻すことができません。一方通行なのです。
書き込みプログラムは、与えられたデバイスが256バイトモードなのか264バイトモードなのかに注意しなければなりません。

さらに、AT45DB161Bと呼ばれる、大きな容量のデバイスは、バッファの長さが2倍の512/528バイトになっています。
ほかにも、AT45DB041Bはメモリの全消去コマンドがないとかIDCODEがないとか、容量や型番の末尾の英字によって若干の機能の違いがあります。
今まさに進化の最中にあるといえるデバイスでしょう。

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SPIのフラッシュROM書き込みツール

SPIのフラッシュROM書き込みツール「NXSPI(仮称)」を開発しました。
Nxspi

Spartan3Eは、XILINX純正コンフィギュレーションROMの代わりに、SPIという方式でインタフェースされる汎用のフラッシュROMを使用することができます。しかしながら、SPIのROMはJTAGに対応していません。

そこで、SPIのROMにFPGAのコンフィギュレーションデータを書き込むためには、
① 専用のプログラマで書き込んでから基板に実装する
② XILINXのツール(XSPI.EXE)で書き込む
③ バウンダリスキャンで書き込む
④ FPGAにROM書き込み用の回路を実装する
などの方法があります。

まず、①の方法は、これはISPではないので、試作やデバッグ段階では不向きでしょう。
次に②の方法ですが、この目的のためにXILINXはSPIのPROM用にXSPI.EXEというツールを無償で配布しています。このツールは、XILINXのJTAGケーブルを使ってSPIのPROMに書き込むものです。JTAGは、TCK、TDI、TDO、TMSの4本の信号で制御しますが、SPIもCLK、MOSI、MISO、CSの4本の信号で制御します。JTAGとSPIは信号の波形は異なりますが、信号線の本数が同じであるということと、クロック1本、データ2本、制御線1本、という構造が類似しているので、JTAG用のケーブルを流用して書き込みができるようなツールが提供されています。
しかしながら、XSPIを使用するには、下の回路図のように、SPIのPROM用の書き換え用にコネクタを用意しなければなりません。SPIのCLOCKにTCKを、TDOにMISOを・・とつなぎます。
XILINXのアプリケーションノートXAPP445より引用
このコネクタはJTAGの信号名がついていますが、JTAGの信号ではないので、JTAGとデイジーチェーンできません。つまり、ROMの書き換えのたびに、FPGAとSPIでコネクタをつなぎかえてやらないといけなくなり、扱いが面倒になります。

③のバウンダリスキャンを用いる方法は、速度が問題で、実用的ではありません。

SPIのROMに書き込むベストな解決策は、④の方法になります。


今回新しく開発したこの方法を簡単に説明します。

FPGAの通常動作時は、下の図のように、FPGAの中ではユーザロジックが動作します。必要に応じてJTAG経由でパソコンをつなぐこともあります。
Nxspi2

SPIのPROMを書き換える場合は、まず最初にFPGAの中に書き換え専用ロジックを書き込みます。これはパソコンからJTAGを通じて行われます。このロジックが書き込まれると、FPGAの、SPIのポートだけをイネーブルにし他の全信号は未使用状態になります。
Nxspi3

そして、FPGAのJTAGポートを経由して、パソコンはFPGAの中のロジックと通信します。FPGAの中のロジックはSPIのPROMにSPIのコマンドを発行して通信し、ROMを書き換えます。このようにして、パソコンからSPIのROMをアクセスできるようになります。

書き換え後、FPGAを再起動すると、新しくなったデータがロードされ、新しいロジックでFPGAは動作を開始します。
Nxspi5

FPGAの中に書き込むコードは、小さなIPコアとして、ソースも公開しています。NXSPIのコアをユーザロジックに同居させることもできます。

もちろん、複数のJTAGデバイスが下の図のようにデイジーチェーンしていても動作するように工夫されています。さらに、Spartan3Eにクロックが供給されていなくても、ホストPCから送られてくるJTAG信号からクロックを作り出して動作します。
NXSPIはこんな回路でも動作する

下の写真は、AVNETのSpartan3E評価ボードで動作を確認しているときの写真です。
Nxspi7

変な子基板が載っています。AVNETの評価ボードは、ST社のROMが載っていたので、それをはずしてATMEL社のROMを外付けしてました。言い忘れましたが、Spartan3Eが使えるのはATMEL社かST社のSPI ROMとなります。NXSPIはそのどちらでも使えるように設計されています。もちろん、AVNETの評価ボードに載っているST社のROMに書き込めることも確認しています。
他にも、XILINXのSpartan3E Starter Kitなどでも動作を確認しました。

現在動作が確認できているデバイスは、
FPGA XC3S100E、XC3S500E
ROM AT45DB041B、AT45DB161D、M25P04、M25P16
です。

書き込みの速度は、Platform Flash ROMの書き込み速度とほぼ変わりません。全くストレスを感じさせません。

このソフトウェアとIPコアは、今週末にはWebからダウンロードできるようにします。
ご期待ください。
すぐに欲しいという方はメールでご連絡ください。

※なお、本ソフトウェアの実行にはMITOUJTAG BASIC Version1.2.4が必要です。

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2006.05.22

IPAXの出展報告

IPAX2006はおかげさまで大盛況のうちに終了しました。
先週は火曜日に搬入、水曜日から金曜日まで展示というスケジュールでした。
今年はアルバイトの学生さんが、水曜日と金曜日に手伝いに来てくれたので、かなり余裕をもって展示ができました。

思い起こせば、私が最初にIPAXに出展したのは、2004年のことでした。
当時もIPAXはビジネスショウTOKYOと併設されていたのですが、2年前はビジネスショウには活気がありました。大手携帯電話の会社や、変な機械を作って売ってるベンチャーや、それはそれはとてもいろんな会社が集まっていたものでした。
ところが、ビジネスショウは年々さびしくなって・・・今年のビジネスショウは小さかったですね。来年はなくなってしまいそうな勢いです。

でも、IPAXはなぜだか年々活気が増しています!
ご来場いただいたお客様から、毎年恒例でビジネスショウにきたのだけど、IPAXのほうが面白かったという感想をたくさんいただきました。嬉しい限りです。

私は今年もMITOUJTAGの展示を行いました。
今まで、こういうデバッグ方法は見たことがなかったということで、かなりの反響がありました。

MITOUJTAGを展示していると、怒りながらやってくる人が、必ず1人か2人います。
「なんだ、これは!ちょっと説明してくれよ!」という感じできます。
説明しても、相手の人は怒りっぱなしです。
名刺はくれないし、名札は隠しているのでわかりませんが、ちらっと見える名札から察すると、どうやらICEやデバッグ環境や検査装置を作っているメーカーの方のようです。同業者の方には受けが悪いようです。

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2006.05.16

いよいよ開幕、IPAX

17日から3日間、IPA(独立行政法人情報処理推進機構)の展示会、IPAXが開催されます。
http://www.ipa.go.jp/event/ipax2006/index.html

今日は、その搬入のため、ビッグサイトへ行きました。
もう、裏から入るのは何度目でしょうか。今回は西棟です。

さて、展示会ともなると前日は業者でにぎわっているはずなのですが、
IPAのコーナー、特に未踏のコーナーは閑散としています・・・
午後16時の段階で準備が完了しているところはまだ数えるほどしかありません。
ほとんどのブースには、人が来た気配すらありません。

学生さんとか、本業がある人もいるでしょうし、前日に搬入しないようですね。
IPAXの初日の朝や昼頃から搬入する人も多いですし、こんなものでしょう。

展示会って、会場についていざ展示物をセットアップすると、テーブルタップが足りないとか、ACコードが足りないとか、必要なファイルがない、とかそういうトラブルが結構あるので、できれば前日に動作確認させたいものです。

さて、私のブースは、会社名(ナヒテック)ではなく、未踏スーパークリエーターゾーンに、個人名「内藤竜治」で出ています。

展示内容は、MITOUJTAGの実演と、SH2(SH7144)用JTAGデバッガの実演を予定しています。

また、MITOUJTAG体験版の配布を予定しています。
(展示会で配る体験版は、特定の基板用の体験版ではなく、どのような基板にも使える汎用版です)

SH2用JTAGデバッガ(H-UDIデバッガ)はMITOUJTAGとは別のソフトウェアです。これは数ヶ月後に一般に公開することになるでしょう。このソフトウェアを使うと某SH2基板のデバッグが楽々(?)行えるようになるはずです。
このデバッガにはサクサク動く簡易的なフロントエンドが搭載されていますが、凝ったデバッグをしたい方はGDBなどからH-UDIへ接続して、JTAGデバッグするということもできます。
展示会へお越しいただいた方で、希望者には無償で先行配布をすることも予定しています。

何の基板かはまだかけませんが、ヒントをひとつ。
DBGMDピンはプルアップのままでOKになります。

詳細希望の方は、当日会場へお越しください。

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2006.05.10

ビジネスショウ(に併催のIPAX)に出展します!

今年もこの季節がやってまいりました!
ナヒテックは、
5月17日(水)~19日(金) 東京ビックサイト
にて開催されるビジネスショウTOKYO2006(に併催のIPAX2006)に出展します。

Ipax2006

IPAXというのは、独立行政法人情報処理推進機構、いわゆるIPAが主催する展示会で、未踏ソフトウェアやその他、過去にIPAが支援したプロジェクトの成果などが展示されます。

展示内容は、現在開発中のMITOUJTAGの最新バージョン(MITOUJTAG BASIC Version 1.2.4)と、スーパーマルチJTAG ICEによる電子回路デバッグの実演を予定しています。

スーパーマルチJTAG ICEとは、SH2(SH7144/45)、SH4(SH7750R)、ARM7、ARM9、MIPS32など、様々なアーキテクチャのCPUに対応した、マルチなJTAGデバッガです。ご期待ください。

そして、MITOUJTAGの最新のバージョン1.2.4に準拠した体験版の無償配布も予定しています。(前回のインターネプコン展示会で配布していたものと同じものです。)

MITOUJTAG 1.2.4は、かつて配布していた無償評価版0.3.1と比べると、比べ物にならないほど機能アップしています。あまりにも高機能化しているので、どのように変わったかを文章で書いて表現することが難しく、最新のMITOUJTAGをできるだけ多くの方に体験していただくためには、お客様に実際にご利用いただいたほうが分かりやすいと思い、会場にお越しいただいた皆様に最新の体験版を無償で配布することにしました。

前回の展示会、「インターネプコン2006」では多くの方に体験版をお渡しすることができましたが、さらに多くの方にMITOUJTAGを体験していただきたいと思い、追加で体験版を配布することにしました。
体験版は、ご希望の方に無償でお配りいたします。(お名刺をご持参ください)
また、限定50枚と、数が少なくなっておりますので、予約も承っております。

展示内容と予約方法の詳細は下記のURLをご覧下さい。

「展示会 IPAX出展のご案内」
http://www.nahitech.com/ipax2006.html

多くの方のご来場をお待ちしております。
皆様、ぜひともご来場ください。

なお、入場には入場券が必要です。IPAのWebサイトや、ビジネスショウTOKYOのサイトからおとり寄せいただくか、Webで登録してからご来場ください。

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2006.05.03

JTAGデバッガ鋭意開発中

某CPU向けのJTAG ICEを開発しています。
このツールは、MITOUJTAGとは別の、独立して動くソフトウェアです。

Jtagice

XILINXのParallel Cableのバラの線を1本1本、TCK、TDI、TDO、TMS、VCC、GNDをつなげば、某CPUのJTAGデバッグができるというものです。
只今のところ、メモリの読み書き、レジスタの読み書き、シングルステップ実行、ブレークポイントの設定などができるまでになっています。

ELFファイルのダウンロードもでき、GDB Stub機能も搭載し、逆アセンブラも内蔵しています。EclipseやInsightのように、ソースコードデバッグや変数ウォッチなどの機能は充実していませんが、Windowsのネイティブのアプリケーションなので、サクサク動きます。

「おー、カチカチ動く動く!」とシングルステップ実行させて動作確認していたところ、
割り込みを使ったプログラムでは、どうもうまくいかないことがわかりました。
まだまだデバッグが足りないようですね。

完成した際にWeb上で配布するか否かは微妙なところですが、
5月17日~19日において行われる展示会(IPAX2006)に間に合えばいいなと思っています。

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