特電 5期目スタート!
平成16年9月に(有)ナヒテックとして創業して以来、これまでがむしゃらに頑張ってきましたが、今日で特電は5期目を迎えました。もはや創業期ではなく、成長させる時期に到達したと感じております。
これまではJTAGと受託開発をコア事業としてやってまいりましたが、これからは、これまでの事業をコアにしつつも、次の一歩を踏み出します。
まずは、研究開発。
昨年度は受託開発に追われ自社製品の開発は十分にできないでおりました。今期こそは研究開発にも大きな労力を割き、現在の製品のグレードアップをはじめ、他に類をみないような面白い製品を次々と提案していきます。
どうぞご期待ください。
次は企業理念の確立。
創業の時は右も左もわからないので、明確な企業理念など打ち出せませんでしたが、3年間やっているとそろそろ漠然としているものの企業理念というものが認識されてきました。
特電の企業理念は
・顧客重視
・叡智の結集
・立身報国
このあたりでしょう。
顧客重視というと、聞こえが良いのでどこの会社の理念にも入っていそうな言葉ですが、これは非常に難しいことです。顧客重視の定義にはいろいろありますが、ここでは「自分が作りたいもの、売りたいものを売る」のではなく、「顧客が求めるものを提供する/いつでも提供できるようにする」ということを意味します。
たとえば、電子部品ネット販売で有名な某社は、巨大な倉庫を構えて顧客の注文にいつでも即納できる体制を整えています。この会社は顧客が欲しいと思う部品を備えているので、欲しい部品はたいてい即納です。
それに対して日本のネット通販は、メーカーや代理店が売りたい部品を中心にラインナップしています。欲しい部品を注文しようと思っても、取り寄せ1000個だったり、3週間待ちだったり、取り扱っていない、なんていうことは日常茶飯事です。ほとんどの小売店や代理店もそうでしょう。
どちらが顧客重視で、どちらが売り手重視かは一目瞭然です。しかしながら、顧客重視というのを実現するのはどれほど大変かということもよく分かります。流通業ならば常に莫大な在庫を抱えていなければならないのですから。顧客重視と利潤の追求の両立は非常に難しいのです。
特電にとっての顧客重視とは何か、ということから考えていきたいと思います。
次に、叡智の結集。
特電は1か0で決まるようなロジックだけではなく、高等の科学的知識に基づいた製品を創りだしていきます。
最後に立身報国。
この言葉は私が通った高校の校歌の歌詞にある一文で、北原白秋によるものです。校歌の詩の中でも「立身報国 期せよ友よ」は、私の一番のお気に入りの箇所でした。
特電は、日本の社会を豊かにするため製品とサービスを作り出し、日本の半導体産業と組み込み業界が世界のトップを走りつづけるよう、後方から尽力します。
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