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2008.06.30

MITOUJTAG体験版・バージョンアップ、他

本日も、JTAG情報サイトを更新いたしました。

今回の主な更新点は、「サービス/サポート」のカテゴリの中です。
ご意見ご要望フォームをわかりやすい場所に移動させたり、出張デモ承りますという話を書いたりしました。

大きな変更点は次の2つです。

Gettrial

まず、MITOUJTAG体験版CD-ROMのリクエストが、ホームページ上からできるようにしました。
これまで体験版CD-ROMは展示会などで配布してきましたが、遠方のためお越しになれないお客様や、当日都合が悪くお越しになれないお客様もいらっしゃいました。そのため、試験的にではありますが、Webサイト上からリクエストができるようにいたしました。
また、最近のパソコンにはパラレルポートがついていないものが多いため、Pocket JTAG Cableも合わせて貸し出すことにいたしました。(貸し出し用Pocket JTAG Cableには数に限りがございます)
この機会に是非、MITOUJTAG体験版をご利用ください。

まず、ソフトウェアアップデートのページを更新しました。
MITOUJTAG1.2.4をお使いいただいていたお客様は、MITOUJTAG1.5.0にアップグレードしていただくことができます。お買い上げ後1年のサポート期限内ならば無償でバージョンアップが可能です。

今後ともどうぞMITOUJTAGをよろしくお願いします。

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2008.06.26

JTAG情報Webサイトを更新

今週一杯かけて、特殊電子回路のWebサイトとMITOUJTAGのホームページを更新中です。

MITOUJTAGのページは、JTAG情報サイトとして生まれ変わりました。
http://www.tokudenkairo.co.jp/jtag/ をよろしくお願いします。

さて、上のリンクをクリックして驚いた方も多いかと思います。
奇妙な写真が出てきます。そうです。野菜とか牛乳の広告で「私が作りました」というのがよくありますが、それをイメージしてみました。

長年の懸案だったJTAG技術情報も、少しずつ書いていくつもりです。

また、特殊電子回路のトップページもあわせて更新しました。
こちらのトップページの絵は、リロードするたびに変わります。
これからおりにふれては絵を増やしていこうと思います。

あとは、MITOUJTAG BASICのページとMITOUJTAG PROのページの更新、サポートページのまとめが残っています。これも今週中には何とかしたいです。

生まれ変わりつつあるMITOU JTAGのサイトをよろしくお願いします。

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2008.06.16

神戸に出張

金曜日に引き続き、今日は兵庫県の神戸に行ってきました。
自宅から三宮まで約4時間かかりました。
神戸の街に来たのは初めてです。
JRと私鉄2社が平行して走っているのには驚きました。

三宮についてみると、ステーキ、ステーキ・・、ステーキのお店がいっぱいあります。
あまりにもおいしそうだったので、入って食べてみると、神戸牛最高!

三宮駅

お腹もいっぱいになったところでお客様先に向おうとして
地下鉄に乗るときに、三宮花時計前という駅の存在を知らず、迷いました。
地下街を走る走る。

今日、三宮まで来た理由はもちろん、
お客様先にお伺いしてMITOUJTAG Proを見ていただくためです。
実際に見てもらって、ソフトウェアの説明して、ご意見を伺うと、
いろいろと重要なご意見をいただけます。
自分の考えだけで作っていたのでは駄目ですね。

いままで何件かのお客様先にうかがって貴重なご意見をいただいてきましたので、
これを今後のソフトウェアの改良やサービス・サポートの方針に反映させていこうと思います。

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2008.06.13

日本中どこへでも行きます

今日は、新潟県にある長岡という街へ行ってきました。

新幹線に乗って1時間40分程度。
高崎を越えると山、山、山。 ずっとトンネルでした。関東平野から越後平野へ抜けるトンネルを掘ったのって凄いな、なんて思いながら乗っていました。。

さて、やってきました。花火の街、長岡。
Nagaoka

なぜ長岡に来たのかというと、MITOUJTAG Proのデモを行うためです。
MITOUJTAG Proの導入を検討したいというお客様が長岡にいらっしゃるので、
ご意見を伺いにまいりました。

3時間ほど、デモをしたりプレゼンをしたり、いろいろとお客様のお話を伺ってまいりました。

喋っていてだんだん自分でも気がついてきたのは、ソフトの機能ではなく、
JTAGを使った基板検査で何ができるのかという部分でした。
基板検査をするなら、JTAG以外にもいろいろな方式があるのです。

2年ほど前、私は「JTAGは検査できる範囲(カバレッジ)が狭いから基板検査には向きません。JTAGは組み込みのデバッグに使うのがベストです」とほうぼうで主張していたのですが、まさにそのとおりだと痛感しました。

だから、「JTAGを使うなら基板検査ができるという以上の付加価値がある」というメリットをもっと積極的に提案していかなければならないなと痛感しました。

 $

良い製品を作るには、
自分が「こんな機能が欲しい」と考えた製品を作るのではなく
実際にお使いいただくお客様が望んでいるものを作るのが大切です。

今までは展示会などに「来てください、お待ちしております」という方針でしたが、
これからは「こちらからうかがいます」というスタンスに転換することにしました。
MITOUJTAG Proの導入をお考えいただけるのであれば、
しばらくの間はご意見を伺うため、デモ機を担いで日本中どこにでもいきます。
どうぞ特電を呼んでください。

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オープンショートテスト

原稿も受託開発もようやく一段落したので、昨日からMITOUJTAG Pro版の開発を再開しました。

昨日は1ヶ月ぶりくらいにMITOUJTAGを触ったので、プログラムの構造を思い出すのに精一杯でしたが、だんだん思い出してきたので、今日はバウンダリスキャンでターゲットICの端子のオープン/ショート/プルアップ/プルダウンを判断する機能を追加しました。

JTAGスクリプトで、examOpenShort()という関数を呼ぶと、目的の信号が、オープンなのか、GNDやVCCへショートしているのか、プルアップなのかプルダウンなのか、それとも判別できないのかを返してくれるようにしました。

まず、アルファプロジェクトさんの、MS104-SH4という、Linuxが動くボードのCPUの端子をスキャンしてみました。
すべての端子に順番にオープンショートテストをかけてみます。

JTAGでオープン/ショートを推定

このCPUにはSDRAMやROMや諸々の周辺ICがつながっているので、各端子はプルアップやオープンといろいろな状態として認識されます。本当にいろいろな周辺ICがつながっているので、あまり正確には推定できていないかもしれませんが、1本1本回路図と照らし合わせて調べてみると、正しそうな気もしてきます。なお、端子に何もつながっていないFPGAならば、ほぼ確実に正解が出るようでした。

こんな感じで久しぶりに開発が進んでいます。今日は一日中MITOUJTAGの開発をしていたのですが、好きなことをやっているとぜんぜん疲れないのが不思議です。

そうそう、ついに近日中に、特電初の正社員が入ってくれることになりそうです。2人常勤体制になって日夜MITOUJTAGの開発を行えば、きっと今の何倍ものスピードで開発ができることは間違いありません。

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2008.06.08

来週からMITOUJTAG再開します!

昨年は受託開発の案件を受けすぎてしまって、
にっちもさっちもどうにもいなかい状態でしたが、
だいぶん諸案件が片付いてきました。残るは2つ。

ようやく来週から自社案件ができそうです。

そういえば、IPAXに出ていた他の会社の社長さんたちは、
受託開発をしながらも自社製品をコツコツと作っていたのに対して、
自分は受託開発ばかりやって自社製品を成長させていなかった
というのを痛烈に感じています。反省。

そういうわけで、今年はMITOUJTAGの開発に注力する年にしたいのですが・・

ところで、何気なくDigikeyを見ていたら、
あの「Z380」が扱われているではないですか!!評価キットもある!

私は13年くらい前にZ380をなんとか1個入手して万能基板に回路組んだのですが、
電源間違えて壊してしまいました。
当時はトラ技の広告にもZ380が載っていたような気がします。
その後、ZILOGのWebサイトからも商品名が見えなくなったりして
もうディスコンかと思っていたのですが、まだまだ続いていたのですね。
http://www.zilog.com/products/partdetails.asp?id=Z80380
とても嬉しいです。

Digikeyでは非在庫保有商品扱いですが、60個のロットなので15万円くらいだせば買えそうです。
1個だけほしいのに60個買う。いいじゃないですか。
それに、13年前と比べると、今はP板とかFPGAとかあるし、10年前とは使えるツールが違うので、
すごいものが作れそうです。

そうそう。Z380というのは、ZILOGが開発したZ80の上位互換CPUで、
メモリ空間が4Gだったり、内部が32bit化されていたり、
レジスタが32bit拡張されていてしかも4バンクあったり、
ネイティブモードとか、DDIRとかいう妙な命令があったり、
20MHzくらいで動いたり、それでいてZ80を踏襲している謎なCPUです。
簡単に言えば、Z80の4倍お得な感じです。
Z80で育った人には超萌え系なCPUなのです。
Z380reg
(Z380のレジスタ。マニュアルより抜粋)

速度的には、80186より速く、68020と同じくらいで、960より遅いといった感じのようです。

しかし、ふと冷静に考えてみると、
Z380にFPGAやSDRAMをつないだボードを作ったところで、
何を動かすかが皆目見当がつきません。

組み込みでやりたいことは、SHとかH8を使えばなんでも出来てしまうし・・

この10年間、組み込みCPU各社はいろいろ頑張って知名度を上げてきたのに対して、
Zilogは全くそういう努力はしていなかったように思えます。
このブランクは大きいです。
現在、組み込みではSH、PowerPC、MIPS、ARMなどが群雄割拠しているのに、
Zilogの知名度はどこへいったのでしょうか。GCCもZ380には対応していないようですし。

Zilogのサイトにある32bit MCUをクリックすると、ZataraというCPUが出てきますが、
これは中身はARM9です。なんてつまらない。
ARM9のコアなんか入れたどこにでもありそうなチップを作るくらいなら、
300MHzくらいでパイプラインが2本動くRISC版Z80を開発したり、
GCCの対応を進めたほうがよほど面白いのに。

どうしようかな、Z380。
いったい何に使えばいいのだろう。

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