« ガーバの出力形式の選択 | トップページ | ET2008に出展します »

2008.11.13

トラ技78KマイコンでUSB-JTAGを作る

トラ技78Kマイコン基板を使って、誰もが無料で使えるようなUSB-JTAG環境を作ろうと思っています。
78K USB-JTAGでのMAX2 書き込み風景

7月ごろにはじめた78KマイコンのUSB-JTAG化プロジェクトですが、昨日の夜から徹底デバッグしてようやくまともに動くようになりました。

デバッグ途中で原因不明のブルースクリーンに悩まされたりして大変でした。理由はまだ完全には分からないのですが、この78Kマイコンの仮想シリアルポートでバイナリのデータを大量に送受信(特に受信)していると、突然画面が青くなります。また、青くならなくてもたまにデータが壊れます。この稀に発生する現象がUSB-JTAGでは致命的なので、結局、仮想シリアルポート上でのバイナリデータ送受信をやめてASCII文字だけにしたところ、格段に安定するようになりました。

現在、
・ALTERA CPLD MAX2 (EPM240とEPM2210)
・XILINX コンフィグROM XCF04S
・XILINX FPGA XC3S700AN
に書き込みができることを確認しています。おそらく、ALTEARとXILINXのほとんどのデバイスで大丈夫でしょう。
付録基板のP13,P14,P15,P16の端子からJTAG信号が出てくるので、外付け部品も一切要りません。
トラ技78Kマイコン基板で作る汎用USB-JTAG

しかし、書き込み速度は遅いです。なぜなら、この78Kマイコンのデータ転送速度が5kバイト/s程度しかないからです。78Kマイコンの中のUSBファームウェアを改善しないとこれ以上の速度は出ません。これが改善されれば4倍くらいに早くなると思います。

書き込み時間は、実測値で、
・XC3S700ANとMAX2(EPM240)の書き込みには120秒程度、
・XCF04Sの書き込みには480秒程度。(ベリファイ込み)
でした。
書き込み速度は多少遅いですが、2分や4分待てるというならば作ってみる価値はあるかもしれません。
DOS版JTAG書き込みソフト

もちろん、バウンダリスキャンもできます。XC3S700ANクラスのFPGAでは、バウンダリスキャンは毎秒11回程度しかできませんが、FPGA動作しているか否かはすぐにわかります。
Windows版バウンダリスキャンソフト

現在、この78K-USB-JTAGを操作するための専用のソフトを新しく作っています。まだどうなるかわかりませんが、FPGAやCPLDへの書き込みに関しては、誰もが無償で使えるような環境を整えたいと思っています。
この78K-USB-JTAGの詳細や、ソフトウェアの入手方法ついては、来週行われる展示会「ET2008」のCQ出版ブースでの講演で発表いたします。

『ET2008(パシフィコ横浜)
 日時  11/20(木) 13:00-13:30 CQ出版ブース
 題名 「付属78K/USBマイコン基板によるI/O制御(応用編)」
~ JavaScript・携帯電話/PHSによる78K基板操作から汎用USB-JTAGアダプタの製作まで~』

どうぞ11月20日木曜日は、ET2008 CQ出版ブースの講演へお越しください。
よろしくお願いします。

P.S. ET2008の特殊電子回路のブースでは、MITOUJTAG体験版と、この78K-USB-JTAGをMITOUJTAG体験版で使えるようにするためのツール、上記画面に示したDOS版JTAG書き込みツールなどの配布も予定しています。

|

« ガーバの出力形式の選択 | トップページ | ET2008に出展します »

コメント

期待しています。

投稿: ぼのぐらし | 2008.11.25 23:53

コメントありがとうございます。
遅れに遅れていますが、ET2008で紹介したプログラム類は、今夜こそ公開できると思います。
(一昨日は徹夜明けだったので、昨夜はつい寝てしまいました)

投稿: なひたふ | 2008.11.26 17:07

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« ガーバの出力形式の選択 | トップページ | ET2008に出展します »