PCI Expressが認識されました
P板.comで作ったPCI Expressの自作基板が、ようやく動作を開始しました。
特電PCI Expressコアを組み込むと、ごらんのとおり、ベンダID 5678、プロダクトID 1234で認識されました。
(もちろん、PCI SIGからもらった正式なIDではありません。テスト用の適当なIDです)
RootComplexから送られてくるパケットも、このように見えます。
・・・
と、さらっと簡単に書いてしまいましたが、実はここまで動くのにかなり苦労しました。
まず、最初パソコンにはじめて接続したとき、ちゃんとパソコンのマザーボードに挿しているはずなのに、いつまでたってもパソコン側がデータ送信状態にならず、電気的IDLE状態のままだったのです。
基板の設計を間違えていて、TxとRxを逆に作っていたことに気がつくまでに3日かかりました。
マザーボード上のコネクタにRx+/Rx-とかかれていたら、マザーボードが受信であって、アドインカードは送信なのです。そんな単純なミスでした。
ということで、受信ラインと送信ラインを入れ替えるジャンパを施したら、上手く動いたというわけです。
これは2.5Gbpsの高速差動配線で、電気的特性などが非常にシビアなはずですが、実はこのくらいのジャンパは大丈夫なようです。
手元にジュンフロン線しかなかったので、太くて硬い配線になっています。応力で割れないかどうか配です。近々UEW線で綺麗に配線しなおしたいと思います。
| 固定リンク
コメント