LATTICE XP2用JTAGプログラマをリリースしました
LATTICE XP2用JTAGプログラマをリリースしました。
http://www.nahitech.com/nahitafu/trg78k/78kjtag.html
「トラ技78KマイコンでつくるUSB-JTAG」だけではなく、XILINXやALTARAのパラレルケーブルを使っても書き込むことができるようにしました。
DDTの24ページの回路を作るのは面倒。Parallel IIIやParallel IV、ByteBlasterなら手元にあるけどこれを使えないの?という人も多いのではないでしょうか。
できるようにしました。
このツールは、DOSプロンプトから、ファイル名を指定するだけで使えるので便利かなと思います。
たしか、Latticeの論理合成ツールはライセンスを取得するのに1日~2日くらいかかったと思いますが、↑のツールを使えば、とりあえずCD-ROMの内容をダウンロードするだけならできます。
今日リリースしたのはあくまで、XP2の中の内蔵コンフィグメモリに書き込む機能しかありません。
XP2は、コンフィグメモリの内容を書き換えずに、SRAM部分だけを書き換えたり、SPI ROMを書き換えたりといったこともできたと思いますが、それは将来のバージョンアップ時にサポートすることにします。
まだ、動作検証が完璧ではないので少し変な部分もあるかもしれませんが、ご意見やご感想は当ブログのコメント欄か掲示板にお書きください。
なお、このソフトウェアは無償で使えますが、無保証です。
書き込みに失敗してデバイスを壊すようなことはないとは思いますが、一度だけ冷や汗をかいたことがあるので、それをお伝えしておきます。
LFXP2-17Eを消去中に強制的にプログラムを終了させたら、FPGAの中に消去途中の変なデザインが残ってしまい、FPGAの起動後のコンフィギュレーション中に大電流を食うということがありました。大電流を食って電源電圧が低下し、リセットがかかり、コンフィギュレーションが最初から行われ、また大電流が流れ・・・ということを繰り返すことがありました。
このときはSPIからのコンフィグモードに切り換えてFPGAの内蔵フラッシュを使わないようにし、それから改めて内蔵フラッシュを消去することで事なきを得ました。
コンフィグデータはCRCとかでチェックしているとは思いますが、詳しくは調べていません。消去中や書き込み中に強制終了するのはできるだけ避けてください。
それでは、よろしくお願いします。
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