●USBでJTAGを使って、いろんなFPGAやCPLDに書き込みがしたい!
●パソコンにパラレルポートがない!
●どうして、あるメーカーのUSB-JTAGケーブルは、他のメーカーのFPGAに書き込めないの!?
●パラレル-USB変換ケーブルでは、パラレルポートJTAGが動かない!
今まで、そういうご意見・ご要望を多くいただいていました。
そこで、「どのメーカーのFPGAでも、CPLDでも、USB経由のJTAGで書き込みできる万能ライタ」をリリースすることに決定しました。
この基板の回路は、トラ技78Kマイコンで使われたuPD78F0730を中心に、バスバッファなどを一つの基板に載せた構成になっています。バッファは二電源タイプのバッファを用いているので、1.5V~5.0VまでワイドレンジなJTAG信号を作り出すことができます。
この基板にはXILINX互換の14pin,9pinと、ALTERA互換の10pinのJTAGコネクタがついているので、大概のFPGA基板にはそのままつなぐことができます。
また、BitStreamファイルをメールで送られて、「これを書き込んでね」と渡された経験があるかたもいらっしゃるかとおもいます。しかし、BitStreamファイルだけあってもFPGAには書き込めません。FPGAベンダーからiMPACTなり、Qualtus2なり、ispVMなりをダウンロードしてこなければなりません。しかし、そういう巨大なツールは数ギガバイトあるので、ダウンロードだけで一苦労です。
この新製品はDOSプロンプトで動く小さなプログラムで書き込むので、数百キロバイトです。手軽に小回りの効く使い方が考えられます。
しかも、JTAGだけではなく、SPIの信号も出せるようにします。FPGAのコンフィギュレーション用メモリとして最近注目を浴びている「SPIフラッシュメモリ」への書き込みまで、このケーブル一本でできてしまうお得な構成です。
価格は、ケース付きで1万円を切る値段で頑張ろうと思います。ケースなしの基板のみ(バルク品)なら8000円代を目指します。
書き込み対象デバイス(現時点でのサポート予定)
・XILINX XC95/95XL,CoolRunner2,XC18V,XCF00S/XCF00P,Spartan2/2E,Spartan3/3E/3A/3AN/3ADSP,Virtex2/2Pro,Virtex4.Virtex5
・ALTERA
MAX2,Cyclone,Cyclone2
・Lattice
XP2
機能
・アプリケーションはDOSプロンプトから操作する
・各種デバイスの書き込み、消去、ブランクチェック、ベリファイ
・SPIメモリへの書き込み
・JTAG信号は、1.5~5.0Vまで対応
・新しいアルゴリズムが出たらアップデート可能
開発中の画面はこんな感じです
IPAXのころにはサンプル品が出せると思います。
今月中には販売を開始する予定です。
もう、メーカーごとにケーブルを買い換える必要もありません。パラレルポートがついたパソコンを探す必要もありません。そのような苦労を忘れることができます。
どうぞご期待ください。
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