Spartan-6のバウンダリスキャン問題のその後
以前、Spartan-6のバウンダリスキャンの問題を発見!の記事で、Spartan-6のバウンダリスキャンに問題があるということを書きました。
その後、XILINXのWebCaseに連絡し、検証用のデザインなどと共に送ったら、米国のXILINXにまで伝わって、ようやく、トラブルとして認識されました。
問題の核心を要約すると、データシート図10-3の配線がちゃんとつながっていないのではないかということです。
これを送ったら、指摘したBSCANの接続が正しくされておらずTristateの値が正しく表示されていないようだという回答が帰ってきました。
超マイナーな(普通に論理合成して書き込んで使っている限りでは決して遭遇しない)不具合ですが、ツールの改善に貢献できてなんだか嬉しいです。
将来のISEのバージョンで修正されるかもしれません。
とりあえずは、Spartan-6のI/Oは双方向端子として宣言して、問題を回避してくださいとのことでした。
なお、この問題の概要を送るときに、「この問題のためMITOUJTAGでデバッグできない」と、MITOUJTAGの画面も添付して送ったので、きっと米国XILINXの中のコアな人が一度はMITOUJTAGの画面を見て、MITOUJTAGの存在を知ってくれたのではないかと期待しています。
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