Spartan-6ボードのUSB-JTAGが速くなります
Spartan-6評価ボードのUSBインタフェースチップに組み込んだ、USB-JTAGのファームウェアを更新したところ、ものすごく速くなりました。
いままで遅くてごめんなさい!
どのくらい速くなったかというと、FPGAの書き込みは10倍、バウンダリスキャンは4~5倍です。
今までのUSB-JTAGと更新後のを比較したところ、以下のような結果となりました。
(参考までにPocket JTAG Cableでの速度も比較します。Pocket JTAG CableはCPLDでJTAG信号をハードウェア的に生成しているので、一番速いです。)
FPGAの書き込み時間が、従来は33秒かかっていたのが、3秒に短縮されたのは大きいです。びゅーっと瞬間的に書き込めます。いままでもっさりしていて、本当にごめんなさい!
DDR2メモリのテストとは、バウンダリスキャンを使ってFPGAの端子を動かして、DDR2メモリに下の図のような波形を送り出して、テストパターンを読み書きするテストです。一連の読み書きを行うのに要した時間を比較しています。
DOS版のSpartan-6用USB-JTAG書き込みツール(SP6JTAG)も更新しました。
ファームウェアの更新はとても簡単にできます。こちらのURLからファームウェア更新ツールをダウンロードし、DOSプロンプトを開いて、firmwr -pと入力するだけです。
DOS版ツール(SP6JTAG)は、こちらからダウンロードできます。
ファームウェア更新ツールはこちらからダウンロードできます。
MITOUJTAGで使うには、DLLを更新する必要があります。MITOUJTAG2.0用(Light,Pro,BASIC共通)のDLLはこちらです。
すべては、特電Spartan-6ボードのページにリンクが張られています。
高速なUSB-JTAGで、快適なFPGA開発をご堪能ください!
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