Virtex-4&PowerPCの書き込みアルゴリズム改善
「JTAGひろば」のほうで、MITOUJTAGを使ってSUZAKU-Vに書き込みができない(PowerPCのプログラムが起動しない)というご連絡をいただきました。
そこで、SUZAKU-Vを購入して、試してみました。
まずJTAGをつなぎます。
そして、バウンダリスキャン。
うんうん。確かに何か動いているのが見えます。
そして、サンプルアプリケーションでCD-ROMに入っていたfpga-sz410-sil-101i-20090427.bitやfpga-sz410-101i-20090427.bitを書き込んでみると、確かに起動しません。
一体原因は何なのか。それに、赤や緑のLED、ジャンパはどういう意味があるのか?
忘れそうなのでメモしておきますと、SUZAKU-V基板の緑のLEDはただの電源確認です。赤のLEDはソフトウェアで光らせていて、Linuxのローダーか何かが走ると光るようになっているみたいです。ジャンパのJP2はINIT_Bにつながっていて、ROMからの起動を阻止します。JP1はソフトウェアから読まれるポートで、これがオープンだと、起動時にブートローダで止まるというもののようです。
JP1をショートして-silとかいうほうを書き込むと、ブートの段階で止まってスロットマシンのデモが動きます。7セグLEDは123と光ります。fpga-sz410-101i-20090427.bitを書き込むと、BBootが起動します。
いろいろデバッグした結果、MITOUJTAGでうまく書き込めるようになりました。
Virtex-4のPowerPCに対応した書き込みアルゴリズムのパッチは、暫定版としてこちらに置いておきました。
そのほかのいろいろな修正項目がまとまったら、MITOUJTAG1.5と2.1の次のサービスパックとして正式にリリースしたいと思います。
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