SH-2A用のJTAG ICEをリリースしました
即興で作ったSH-2A用JTAG ICEをリリースしました。
バージョンは、1.7.0 β1です。
SH-2A用のJTAG ICEのダウンロードはこちらから行えます。
このツールは、お客様※1への日頃の感謝をこめたサービス品という位置付けです。お客様はこのJTAG ICEを無償でダウンロードして使用することができます。
現在のところ、JTAGケーブルには、パラレルポートとPocketJTAG Cableが使用できます。Spartan-6ボードへの対応はこれから行います。
低機能なICEですが、GCCで作ったELFファイルをダウンロードして実行させることはできます。シングルステップ実行でポチポチやって、レジスタの値がくるくると変わっていくのは見えます。
CygwinとGNUWINGと、このJTAG ICEがあれば、開発からデバッグまで全てできます。基本的にはGCCとMakefileでコンパイルします。ベクタとかも自分で書くので、動作は目に見えやすいと思います。それに、オンチップのUSBでデバッグするのとは違って、CPUが暴走していても「通信できません」な状態にはなりません。そこが、JTAGデバッガのメリットだと思います。
JTAGケーブルと基板の接続方法や、デバッガのダウンロード方法は、こちらのページに取り急ぎ書きました。
また、GCC版LEDチカチカのサンプルプログラムも上記のURLにアップロードしておきました。リセットベクタとかを書く際の参考にしていただければと思います。
本デバッガは、低機能であるうえ、まだ十分にデバッグできていないので、いろいろな問題があるかと思います。今後どう発展させるかは全くの未定ですが、皆様からの嬉しいお声や応援をいただければ、それを糧として、どんどん機能アップしていきたいと思います。
来週の前半には、特電Spartan-6ボードをUSB-JTAG化したJTAGケーブルが使えるようにしたバージョンをリリースしようと思います。
ご期待ください。
※1 対象の製品はMITOUJTAG2.x各エディションと、特電Spartan-6ボードです
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コメント
PocketJTAG Cableのシリアルを入れたのですがシリアル番号が違いますとなります
投稿: nis | 2010.05.08 14:45
>PocketJTAG Cableのシリアルを入れたのですが
大変恐れ入りますが、対象の製品はMITOUJTAG2.x(BASIC,ProまたはLight)と、特電Spartan-6ボードのみとなっております。何卒ご了承ください。
投稿: なひたふ | 2010.05.08 16:40
確かにPocket JTAG Cableを単体でお買い上げいただいたお客様も大勢いらっしゃいますので、何らかの策を考えていこうと思います。
どのような形で提供させていただくかは考え中です。もう少々お待ちください。
投稿: なひたふ | 2010.05.10 11:01