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2010.05.08

SH-2AのJTAG ICE、GDBとも連携

ようやくSH-2AのJTAG ICEが動くようになってきました。
まだ、アルゴリズムが最適化されていないので、すごく遅いですが、ブレークポイントやシングルステップ実行もできるようになりました。GDBとも連携できます。

起動したらCPUやケーブルを選ぶダイアログが出るので、迷わずSH7262を選びます。
Sh2a_ice_1

SH7262と接続できた旨のメッセージが出るので、あとは、ブレークポイントを仕掛けたり、ステップ実行したり、ELFファイルをダウンロードしたりと自由に行ってください。
Sh2a_ice_2

ただし、アセンブラベースのJTAGデバッガなので、Cのソースコードレベルでのデバッグはできません。それは今後の課題としておきます。

GDBボタンを押すと、GDBからの接続を受け付けるようになります。
Insightと接続することもできます。Insight経由でCのソースコードデバッグもできます。ただし、輪をかけて遅いです。
Sh2a_ice_3

それから、このデバッガは逆アセンブラを内蔵していますが、もともとSH-4AやSH-4、SH-2用に作ったJTAG ICEを改良して作っているので、SH-2A用の命令とかは解読できないでしょう。
手抜きといえば手抜きですが、その点も将来の改良ポイントとしておきます。

次なる目標は高速化とソースコードレベルでのデバッグを可能にすることですが、相当先になるでしょう。

この程度のことしかできない低級なデバッガですが、GCCで作ったELFファイルをRAM上に簡単にダウンロードできて、実行するくらいのことはできます。逆に言えば、まだ何も作っていないのと同じことですから、これから発展させていくかもしれません。

このデバッガは、今日中にはダウンロードできるよう、リリースに向けて頑張ります。

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