Spartan-6でUSB-JTAGを作る方法
特電Spartan-6ボードの実用的なアプリケーションの第一弾として、特電Spartan-6ボードをUSB-JTAG化するというものを紹介します。
特電Spartan-6ボードには、FPGAのほかにUSB2.0とピンヘッダがあります。これを使って、USB2.0なJTAGアダプタを作るというものです。JTAG信号はピンヘッダから出てきます。
まず最初に、Spartan-6ボードをUSB-SPIライタ化します。sp6jtag.exeを使って、spiwr.bitを書き込みます。
次に、spiwr.exeを使って、SPI ROMにusbjtag.bitを書き込みます。
はい、これでSpartan-6ボードがUSB-JTAGケーブル化されました。次の図に示すように、ピンヘッダからJTAG信号が出てきます。これでハードウェアはOKです。
次はソフト。現時点で対応しているソフトウェアは、MITOUJTAG2.1以降です。
MITOUJTAG Light/BASIC/Proが対応しています。
ケーブルの設定ファイルを書き換えて、DLLをコピーします。すると・・
このような感じで、MITOUJTAGのケーブルのひとつとして普通に使えるようになります。
動作検証に使ったターゲットボードは、XILINXのSpartan-3AN評価ボードです。
USB-JTAG化するまでの詳しい手順や、ダウンロードするファイルはこちらにアップロードしておきました。どうぞご活用ください。
次は、J-Writerのソフトウェアを、このUSB-JTAGに対応させる予定です。
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コメント
なひたふさん、すばらしすぎます!
これとみえたジェイプラスで・・・
ムフフw
みえたジェイの発売楽しみにしています!
投稿: hiro | 2010.05.04 21:39
みえたジェイにご期待くださいまして、誠にありがとうございます。
当初は連休明けにでも・・と予定していたのですが、他の製品開発に追われて延び延びになっています。
J-Writerも次のロットの実装があがってくるので、それにあわせて来週中にはリリースしたいと思います。
投稿: なひたふ | 2010.05.08 16:43