【予告】究極のRX62Nボードを作ります
世の中に、
・手のひらサイズでコンパクト
・拡張性が高い
・万能基板に乗せられる
・SDRAMを搭載して広大なメモリ空間が使える
・RX62Nの機能(バウンダリスキャンやEXDMA)を活かせる
・LAN搭載、USB搭載
・リーズナブルな価格
といった条件を全て満たしたボードがないので、自分で作ることにしました。
まだ設計中なのですが、手のひらサイズでコンパクトで、万能基板に乗せられて拡張できることをコンセプトとしています。SDRAMが乗るので最大128Mバイトの広大なメモリ空間が利用でき、Linuxを含めていろいろなOSが動く(はず)です。しかも、SDRAMは32bit幅の品種を選ぶので、アクセスも速いはずです。
RX62Nといっても実はいろんな品種があります。ここではすべての機能をフルに活かせるBGA176ピンを採用しました。なぜなら、100pinのRX62Nと176pinのRX62Nでは天と地ほどの差があることがわかってきたのです。100pinのRX62NではSDRAMとEtherが同時に使えなさそうなので、RAMが内蔵の64kバイトに制限されてしまいます。176pinならそういった制限はありません。また、100pinのRX62Nはバウンダリスキャンの機能が削られていたので残念なのです。
それから、この基板の最大の特徴は、サブプロセッサにuPD78F0730を搭載すること。このサブプロセッサは、USBシリアルの変換とUSB-JTAGを行います。単純なUSB-JTAGではなく、JTAG-ICEの機能まで持たせます。
つまり、シリアルポート経由でコマンドを叩くと、78KマイコンがJTAG ICEのプロトコルに変換してくれて、RX62Nをデバッグしてくれるというわけです。ICEのユーザインタフェースの部分は自分で作ることもできます。ICEがオンボードで搭載されているので、追加のライセンスがいらないというわけです。
あとは設計して実装するだけ。
こういうボードがあったら欲しい方いらっしゃいますでしょうか?
機能などについてリクエスト等ございましたら、どうかお寄せください。
趣味の方でも気軽に買えるような価格を目指します。
2月中旬の発売を目指します。
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コメント
LinuxのターゲットにしたいのでEtherがそのまま使えるとうれしいです。
投稿: | 2011.01.17 15:35
はい。イーサは乗せる予定です。
ご期待ください。
投稿: なひたふ | 2011.01.18 01:56
Linux動かすところまでいっしょに苦しんでくれる人がいたらほしいかも・・・
けどここの読者さんはさくっとやっちゃいそうだ
USBは78KのJTAG用と、RX62N内蔵のホストも使えるということなんですかね?
投稿: kenw3m | 2011.01.18 20:19
>USBは78KのJTAG用と、RX62N内蔵のホストも使えるということなんですかね?
はい、そうです。
デバッグ用の78KのUSBと、RX62NのUSBを両方出します。もしかするとBGA174ピンだとRX62NのUSBは2ポートあるかもしれません。調査中です。
投稿: なひたふ | 2011.01.18 22:26
こんにちは。RXの情報を検索していて辿り着きました。RXボード興味深いです。
投稿: みずき | 2011.01.19 07:03
E1エミュレータ用のコネクタもあるとうれしいですね。
あと気になったのが2点ほど、
SDRAMは何MB搭載予定なのでしょうか。
128MBとなるとブートROMを別途搭載する必要も?
あと販売の予想値段どのくらいでしょうか。
投稿: | 2011.01.21 23:33
みずきさん、匿名さん、コメントありがとうございます。
E1用のコネクタは乗せないかもしれません。
SDRAMは16MBytes~128MBytesで選べるようにする予定です。
ブートROMはシリアルROMをのせようと思います。
価格はまだ何ともいえませんが、1万円台後半~2万円台前半の予定です。
投稿: なひたふ | 2011.01.22 06:30