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2011.10.30

とりあえずI/Oの配線は引けた

とりあえずI/Oの配線は引けました

Rxduino_brd3

少し余裕があったので、MicroSDのコネクタを乗せてみた。

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こんなの設計してみた

これ、何でしょう?
ヒントはRXマイコンです。
Rxduino_brd1

まだ部品を配置しただけですが、いけるかも!?・・と思えてきました。
Rxduino_brd2

100ピンデバイスだとちょうどいいピン数です。
MAKEの展示会に出そうかと思っていたけど、出展をとりやめました。間に合えばET2011に出展します。

やっぱりRXマイコンは最高だー!

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2011.10.22

MITOUJTAGに基板検査機能が登場!?

MITOUJTAGに基板検査機能を作っています。

JTAGバウンダリスキャンという機能を使うと、CPUやFPGAの端子の状態を自由に操作できます。その機能を使って、お手軽に基板検査をしようというものです。

2つのデバイス(例えばFPGA)のI/O端子がつながっているとき、片方のFPGAの端子をH→L→H→L→・・と動かせば、もう1つのデバイスでそのH→L→H→Lが観察できるはずです。

そういったことを全端子に対して自動的に行うことで、基板上の2つ(以上)のJTAGデバイス間の相互接続を自動的に探索しようというものです。

例として使うのは、BLANCAという基板。
Blanca

JTAGバウンダリスキャンで端子の状態を見ると、このようになっています。
Blanca_bscan

基板上にはXC95144XLTQ144、XC3S1500FG484、XC3S400FG484と、3つのデバイスがあります。全部で727個のI/O端子があります。

そして、これらのCPLDとFPGAの間は相互に接続されています。
MITOUJTAGの新しい基板検査機能を起動すると、このように全端子がリストアップされた表がでてきて、
Pcbcheck1

スタートボタンを押すと、全端子の接続状態が検査されます。そして、その端子がどの端子とつながっているのか、また、オープンで浮いているのか、それともプルアップ抵抗やプルダウン抵抗につながっているのか、などを自動的に調べてくれます。
Pcbcheck2

このBLANCA基板では、FPGA間はPCIバスとローカルデータバスで相互に接続されています。FPGAとCPLD間はコンフィギュレーション用の信号と、フラッシュROMの信号を共有しています。それも、ちゃんと検出されています。
Pcbcheck3

もし、回路に実装不良(オープンやショート)があったらどうなるでしょう。
ためしにBLANCAのCN18のA18とB18ジャンパピンでショートしてみました。回路図を見ると、V_nHSYNCとV_CLKです。
Pcbcheck4

このツールでは、良品基板で取得した接続データを「ゴールデン参照データ」として保存しておき、それと検査結果を比較することができます。そして、比較して違う点があったら赤で表示します。
Pcbcheck5

このように、V_HSYNCとC_VCLKが接続されてしまっていることが検出されました。

このツールの特徴としては、非常に手軽だということです。使い方の手順としては、良品基板で信号の相互接続状態を調べて、検査対象基板で比較するだけです。これだけで実装不良が見つけられるのです。

それに、設定することがほとんどありません。JTAGデバイスを自動認識して、検査開始ボタンを押すだけです。
CPUやASSPならばBSDLファイル中にピンの意味が書かれているので、どの端子とどの端子がつながっているかがすぐにわかります。FPGAならば、XILINXやALTEARのピン配置ファイルを読み込んで端子に名前を付けることができます。

なお、検査結果の表は、Microsoft Excelにコピー&ペーストできるので、レポートの作成も簡単です。

MITOUJTAG Proの次のアップデートからこの機能が使えるようにする予定です。
ご期待ください。


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2011.10.16

プリント基板に描いた絵の詳細

プリント基板に絵は描けるか?の実験基板が出来上がってきました。

まず、サイズの異なる●をいっぱい描いた部分を拡大してみましょう。
Pcb1

完全な●にはならずに隣同士がつながって◆になっていますが、それでも色の濃淡は十分に出ています。
Pcb2

元の絵はこういう絵でした。
Top
●同士はつながっていないのですが、間隙が少なくてつながってしまっているのでしょう。
化学的なプロセスなのである程度は仕方がないと思います。

裏面はレジストを外して錫めっき剥きだしにしました。
Pcb3

やはり、●が隣同士つながって◆になるという傾向があります。
Pcb4

シルクもそこそこの精度で出ています。
Pcb5

結論を言うと、ガーバで描いたとおりにはならないけど、描画という観点からは使い物になるレベルで出来ていると思います。今後、パターンを工夫するなどしてさらにクオリティーの高い絵が描けるようにしていきたいと思います。

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RX62N用のiodefine.hをGCC用に書き換えた

ルネサスが提供しているiodefine.hは、GCCでは使えません。
それは、構造体のビットフィールドの指定が
#pragma bit_order left
という指令で左詰になっているからです。HEWはこの指令を解釈しますが、GCCは解釈しません。

そのため、GCCは構造体のビットフィールドを右から詰めてしまいます。

GCCでRX62Nの内蔵ペリフェラルを操作するときには、
 RSPI1.SPCMD0.BIT.LSBF= 0;
とはできずに、面倒でも次のように書かなければなりません。
 RSPI1.SPCMD0.WORD &= ~(1 << 12);

全部こうやっていると面倒なので、iodefine.hを、GCCに合わせて↓のような具合で全部書き換えることにしました。
Iodefine

全部で7000行くらいありましたが、何とか書き換えました。

これで、HEWで書いたプログラムがGCCにそのまま移植できるようになると思います。
来週中に動作テストして、リリースできたらいいなと思います。

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2011.10.13

特電RX製品のパンフレットを作成

明日はRXマイコンセミナーですが、製品のチラシがないと説明しにくいので、2種類のRXマイコン関連製品のパンフレットを作成しました。
Rx_panf

久しぶりにイラストレータを使いました。

A4のパンフレットが2枚ですが、A3の用紙に2つ面付けして印刷し、裁断してもらう予定です。セミナーが明日なので、オンデマンド印刷で当日納品OKのところを探して頼むことにします。

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2011.10.11

プリント基板に絵は描けるか?

このアイデアが実際にできるかどうかを試してみるときが、ついにやって来ました。

今日、ある冶具基板を設計したので、その余白(ってか余白のほうが広い)に絵を描いてみました。

Pcb

画像のピクセルの明るさに応じて直径の異なる丸を描いていくという手法です。いわば新聞の写真のような感じで基板に絵を描こうというものです。

基板の部品面は、写真と文字が描かれています。文字はPowerPointで作ったワードアートです。
Top

半田面は、パワーポイントで作ったクリスマスカードになっています。
Bot

イラストのようなのっぺりした絵と、写真とで、出来栄えが比べられます。

P板にスーパークイック・コースで出したので、出来上がりは今週の木曜日です!
お楽しみに!

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2011.10.07

CEATEC出展レポート

特殊電子回路はCEATEC2011に出展しています。
ホール7の、入り口付近でこんな感じの横幅1mくらいの小さいブースで出ております。

Ceatec_tokuden

FPGAコンソーシアムの一角は、一日目は閑散としていてどうなることかと思ったのですが、3日目はかなり大繁盛で、つぎから次へとお客様がいらっしゃっていました。

昨日のセミナー「JTAGの本当の使い方の話をしよう」では、セミナー開始時は半分くらい席が埋まっていた状態だったのですが、終了時には満員御礼で立ち見まで出るくらいでした。
Ceatec1
Ceatec2

特電の製品をご購入いただいたお客様はもちろん、半導体メーカーの方とか、いろいろな方とお話できて楽しかったです。

CEATECの特電ブースは今日まで展示していますが、私は今日はルネサスセミナーのほうに行きますので、幕張メッセはお留守にします。では、皆様、飯田橋で会いましょう!

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