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2012.10.22

RXduinoがHEWに対応しました。いろいろ便利になった。

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◆ 特電ニュースからお越しいただいた皆様へ         ◇
◇ リンクを間違えました。 RaXino-iの情報はこちらです。  ◆
◆  http://www.tokudenkairo.co.jp/raxinoi/           ◇
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RXduinoライブラリのHEW対応を進めています。

今日は、HEW版で以下の進展がありました。

  • printfが使えるようになった。
  • math関係やstdio関係が使えるようになった
  • rxduinoの拡張ライブラリ(WireとかSDMMCとか)も使えるようになた
  • RaXino用のバイナリライブラリも提供した

ライブラリのバージョンは1.04になり、がじぇるねのライブラリとほぼ同一機能にまで追いつきました。SDMMCやUSBホストもばっちり動くようになりました!

●RaXino用のライブラリはこちらからダウンロードできます

  rxduino-lib-v104-hew.zip (13.4MB)

●究極のRX62Nボード用のライブラリはこちらからダウンロードできます

  rxduino-src-v104-hew.zip (15.2MB)

さて、HEWでの使い方を簡単にします。

上のアーカイブを解凍すると、中にhewlibというフォルダがあります。この中のhewlib.hwsというのがhewのワークスペース(プロジェクトを束ねたもの)です。このhewlib.hwsをクリックしてHEWを開きます。

Rxhew_1

すると、(いろいろなダイアログが出るかもしれませんが、)最終的に次のような画面になります。

Rxhew_2

この画面に出ているとおり、testappというのがテスト用のアプリケーションです。普通にビルドボタンを押せば、ビルドができて、E1を通じてダウンロードして、実行できます。

さて、E1の使い方を簡単に説明します。

① E1エミュレータをパソコンにつなぎ、ターゲットボード(RaXinoや究極RX62Nボード)につなぎます。

② HEWの画面の右上にある選択ボックスを「SessionRX_E1_E20_SYSTEM」に切り替えます。

Rxhew_7

③ セッションが変更されたが保存するかどうかのダイアログが出るので、「はい」を押します。

Rxhew_8

④ E1エミュレータと接続が開始され、以下のようなダイアログが出ます。「デバッグモード」「ホットプラグインしない」「電源供給しない」にしてOKボタンを押します。

Rxhew_9

⑤ 次のような画面がでてE1と通信をしますので、しばらく眺めます。

Rxhew_10

⑥ 次のダイアログでは、EXTALを周波数12.000MHzに設定します。

Rxhew_11_2

⑦ すると、通信が確立されて、RXマイコンにリセットがかかります。

⑧ メインのデバッグ画面になります。この画面では、CPUに対してリセットをかけたり、プログラムを実行したり、ステップ実行したりできます。

Rxhew_12 

注意しなければならないことはE1デバッグモードになった直後には、現在のプログラムはロードされていないということです。ビルドしたプログラムをCPUにロードするには、Download Modulesのところで右クリックして「ダウンロード」を明示的に実行するか、もしくはE1接続モード(SessionRX_E1_E20_System)の状態でビルドしなければなりません。

つまり、E1が接続されてデバッグモードの状態でビルドをすれば、自動的にプログラムがロードされるのですが、これは知らないとハマります。
Rxhew_13

⑨ あとは、煮るなり焼くなり好きなようにデバッグしてください。

Rxhew_14

この快適さは病みつきになると思います。


上の手順は、既存のtestappプロジェクトをベースにプロジェクトを作る場合の手順でしたが、自分で新規にユーザプログラムを作りたい場合は、次のようにします。

① HEWで普通にRX62N/RX63N用のアプリケーションのプロジェクトを作ります。

② いったん、すべてのCファイルとC++ファイルをプロジェクトから外します。HEWが自動生成した.c,.cpp,.hなどのソースファイルはすべて削除します。

③ rxduino-lib-v104-hewの中からhewlib\フォルダと、include\フォルダを自分のワークディレクトリにコピーします。hewlib\commonディレクトリにあるdbsct.c、intvect.c、lowlevel.cをプロジェクトに追加します。
Rxhew_3

④ 自分のソースファイルを適当な名前で作ります。#include <rxduino.h>だけやればOKです。

⑤ 「ビルド→RX Standard Tool Chain」を開き、「ソース→インクルードファイルディレクトリ」に、圧縮ファイル中にあるinclude\rxduino、include\tkdnhal、include\libの3つのディレクトリを指定します。

    Rxhew_4

⑥ 次に「ソース→マクロ定義」で、TARGET_BOARDを追加します。
現在使用可能なボード名は、BOARD_RAXINO、BOARD_ULT62Nのみです。
※ 今後、BOARD_RAXINOI、BOARD_ULT62N0_MMC、BOARD_ULT62N0_SDRAM、BOARD_ULT62N0_MMC、BOARD_GRSAKURAなど対応ボードを増やしていく予定

    Rxhew_5

⑦ プロジェクトに eeprom.lib、ethernet.lib、liquidcrystal.lib、rxduino.lib、sdmmc.lib、servo.lib、spi.lib、stepper.lib、tkdnhal.lib、usbhost.lib、wire.libのライブラリファイルを追加します。

Rxhew_6

⑧ これでビルドすれば出来上がりです。

この手順はいささか大変なので、プロジェクトの雛形を作ったほうがいいかなと思いました。


このように、RXduinoのお手軽さと、HEWの秀逸さと、E1の便利さがついに融合するときが来ました。E1エミュレータをお買い上げいただいた方には、使い方をメールなどでサポートしますので、どしどしお問い合わせください。

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