Cosmo-Zの新バージョンができあがり
Cosmo-Zの新バージョンができあがってきました。
現在のところ、3月中に6台作らなければならないのですが、新基板の様子をみるため、とりあえず2台だけを先に作りました。
Cosmo-Zの新版で何を変えたかというと、いろいろあるのですが・・
- GTXコネクタの間隔を広くしてSMAケーブルが干渉しないようにした
- GTX、SATAに保護ダイオードを挿入
- GTXの信号をコンデンサでカップリングする
- 基板エッジマウント型のSMAコネクタのFootPrint変更
- Power Over Ether回路の全部品が乗るよう、コンデンサの形状変更
- アナログ入力の保護ダイオードをGNDに対して挿入
- 起動モード設定のためのプルアップ/プルダウン抵抗の変更
- SRSTをちゃんとつなぐ
- アナログアンプのパワーダウンが可能に
- FPGA未起動時にLVDSのクロックが不安定にならないようにする
- 1.8Vと3.3Vロジックが混在しないようにした
- SDカード周辺の抵抗値を変更し、CDとWP信号が確実に認識されるようにした
- GigabitEther PHYのロジック電圧を1.8Vに変更
- ADCのリファレンス電圧を「外部VREF」に変更
- ADCのSPI配線が間違っていたのを修正
ほかにもいろいろあったような気がしますが、思い出せるのはこんなところです。
新版の動作テスト結果は次のとおり。
- ZYNQの起動・・・△ ある抵抗の値を20kΩ→1kΩに変更する必要あり。プルアップ抵抗3個を外す必要あり。
- PowerOverEther・・・× なぜか動かない。何を見落としたか・・
- EZ-USB FX3・・・○ ばっちりOK。USB-JTAGも動作
- ギガビットイーサ・・・○ ばっちり動作OK
- ZYNQとDDR3 SDRAM ・・・○ 動作OK。Linuxも起動。
- ADC・・・ △ ADCのSPIの配線を変更していたのを忘れていた。FPGAのデザインも直さねば。何とかうごいているよう。
- アナログ電源・・・ ○ RECOM Powerのレギュレータに変えた
- SATA・・・ 未検査
- PCI Express・・・ 未検査
- GTX・・・ 未検査
- 拡張コネクタ・・・ 未検査
ADCが8ch使用時に消費電力は6Wくらいでした。ZYNQの温度も50℃いかないくらいです。(特電の社内検証用の1号機の消費電力は10Wで、温度は90℃なので、やはり使い古したZYNQは傷んでる!?)
Power Over Ether以外は動いているようなので、とりあえずは大丈夫かなと思います。
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