4種混合基板
4種類の面付けした基板を設計しました。
左上が、Cosmo-Z用の125MHzの2ch 14bit DACボード。
右上が、1Gspsの16bit 2ch ADCボード
左下が、Cosmo-Z用SFP+(光ファイバ)拡張ボード
右下が、Cosmo-Z用のユニバーサル拡張ボードです。
左下と右下の基板は1日で設計しました。
超高速ADCのADS54J60は、いろいろ癖があるADCです。
まず、ディジタルI/Oの電源が1.9Vという中途半端な電圧であること。Spartan-6のVIOを変えてもいいのですが、トラブルと困るのでレベルシフタを乗せました。
それから、プリアンプに使用しているTHS4509という差動アンプは、コモンモード電圧を変えることができるようですが、変えると歪率が増加するようなので、結局は変えられません。
しかし、ADS54J90は、2本の差動入力のコモン電圧を2Vにするよう要求しているので、ACカップリングするしかありません。これだとDCから測れません。
とりあえずはデータシートどおりにACカップリングで作りましたが、いずれはDCから測れるような回路に挑戦したいと思います。
P板の締め切り時間である17:00に、ぎりぎりに間に合って出図したら、問題があるとの電話がかかってきました。問題の要点は、
- 外形線とパターンが近い箇所がある
- 不要な外形線は消してほしい
- 内層で接続不良している箇所がある
- BGAは半田レベラーではなく、金フラッシュか耐熱プリフラックスにしないとはんだ食われが起きるかもしれない
とのことでした。
外形線に近いパターンというのは、ネジ穴の部分なので、これをNPTにすることで解決。
内層で接触不良というのは、DCジャックの部分。じつは、過去に痛いトラブルがあったので、私としてはDCジャックの端子は内層につなぎたくない。
半田レベラーは、このままで進めてほしい、と回答しておきました。
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