2016年を振り返って
2016年を振り返ります。
まず、2016年の初頭で述べた抱負ですが
- Cosmo-Zをもっと使いやすくする → 半分達成
- Kintex-7版のPCI Expressボード開発 → 達成
- 1GHzサンプルくらいのA/Dボードを作る → 達成?
- 小型でネットワーク対応のJTAGアダプタを作る(MITOUJTAGや、MITOUJTAGオンラインからリモート操作するためのもの) → 未
- 物理学実験向けの計測用電子回路の受託を伸ばしていく → 達成
でした。
何をやっていたかを振り返ります。
【1月】
- 放射線用の信号処理回路(台形波形整形回路)の開発
- Cosmo-Zのアクリルケースやアルミケースの開発
- 従業員が2人増えた
【2月】
- Cosmo-ZにMCA(マルチチャネルアナライザ)を開発
- Cosmo-Z用のロックインアンプ開発
【3月】
- 18bit 8ch 5MHzのAD変換ボード設計
- 応用物理学会の付設展示会にCosmo-Zを出展
- ハードウェアFFTマシンの開発
- Cosmo-ZのWindowsアプリ
【4月】
- 放射線信号処理回路(TFA、CFD等)をFPGAに実装
- MITOUJTAG 3.0のリリース
- おれデバ第2話のリニューアル
【5月】
- Cosmo-ZのLabViewアプリの開発
- MITOUJTAGの3D化
- MITOUJTAGのロジアナ波形をVCD形式でエクスポート機能
- ZynqBerryでLinuxを動かすなど
【6月】
- 放射線信号処理回路の完成
- Cosmo-Zのパルス計測機能の32ch化とMCA開発
- Cosmo-ZデザインのVivado化
【7月】
- おれデバ第3話を公開
- FPGAにRadix-8のHyperVFFTを実装
- Cosmo-ZのDACボード開発
- プラスチックシンチレータとMPPCの実験開始
【8月】
- 青函トンネルで宇宙線の計測
- PCI-Xマシンの組み立てとSLC6のインストール
- なひたふ自身がVivadoを触り始める
【9月】
- Vivadoと格闘
- Vivado版Cosmo-Zデザインの完成
- MPPCアレイの開発開始
- Cosmo-Kの開発開始
【10月】
- Cosmo-Zで54GHzの等価サンプリング達成
- 月刊特電Vol9発行
- 1G ADCの設計開始
【11月】
- 特電SATA IPコアが7シリーズで動作するようになった
- Cosmo-Kの実装と、10Gbps光リンクの達成
- MPPCアレイの動作
- ET2016出展
- 税務調査
【12月】
- Cosmo-Kで40Gbps光リンクの達成
- 基板年賀状の作成
- MITOUJTAG Light 3.1リリース
- 18bit 8ch ADCボードの特性評価
1年を通じて物理系の計測装置の開発という方面にだんだんとシフトしてきました。1GHzのADCや、40Gbpsでの通信など、ギガを超えるのがあたりまえになってきました。
私事としては、なひたふ自身がVivadoを使えるようになったのが大きいです。
それではみなさん、良いお年を。
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