Ubuntu on ZYNQで今までのZYNQのプログラムが動くようにする
昨日の成果で、ZYNQでUbuntu Linuxが動くようになりました。
しかし、いままで使っていたcosmoz.elfを動かそうとしても、なぜか、No such file or directoryと言われてしまいます。
うちのアルバイトさんが原因を究明してくれました。
ARMは浮動小数点のハードウェア演算モジュールを積んでいるか積んでいないかはそれぞれなので、ARM用のELFファイルでは浮動小数点の演算をshared libraryにしているようです。
ZYNQ搭載ADCボード「Cosmo-Z」のプログラムはXILINXのSDKで作っていますが、ZYNQのARMはハードウェア浮動小数点モジュールを積んでいるので、ハードウェア演算するようなshared libraryにリンクされているようです。
linaroのubuntuは浮動小数点演算をソフトウェアで行うようなshared libraryがリンクされるようになっていたので起動できず、No such file or directoryと言われるようになったのではないか、ということでした。
どう設定したのかはわかりませんが、shared libraryを使わずに、static libraryにしたらうまく動いたとのことでした。次回来た時にやり方を聞いてみることにします。
それから、今までのCosmoZではZYNQ Linuxに入っているシンプルなWebサーバで動いていたのですが、今回からApache2に移行できることになりました。
ApacheとはCGIの仕組みが違うようなので、まだ動的な部分は動きません。
これからの開発と移行が待ち望まれます。
| 固定リンク
コメント