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2017.08.01

振込手数料はどちらが負担するべきか

ある会社さんに納めた成果物の代金が、324円少なく振り込まれていることに気が付きました。

問い合わせてみると、振込手数料を差し引いた金額とのことでした。

「振込手数料はご負担ください」と伝えておいたのに差し引かれたため激おこぷんぷん丸になっていたのですが、そもそも振込手数料を差し引いて支払う(つまり受取人側に負担させる)という感覚が信じられないので、ツイッターのアンケートをしてみました。

いったい、みんなはどう思っているのか。

アンケートの結果がこれです↓

Tesuuryou

なんと、23%くらいの人が受取人が負担するべき、と考えているようです。しかも10%の人は「ご負担ください」と書いてあっても差し引いてしまうようです。

この問題に関しては、いろいろなコメントが寄せられました。

    • 逆に請求金額そのまま振り込んでくださる会社に驚くくらい(^^;
    • 「集金原則」という商習慣ですね。僕は振込み手数料ご負担下さいと請求書に書いてますがそれでも2-3割の会社は手数料引いてきます。
    • 日本の商習慣では、受け取る方が手数料を支払うのが一般的ですね。商社さんとか普通にそうですし。
    • てか、セコい。

法律的にはどちらが負担するべきと決まっているわけではありません。年代や地域、業種によって差はあるのでしょうが、この受取人が負担するという商習慣の起源がなんとなくわかってきました。みなさんのコメントを見てみると、

    • 銀行振り込みの前は、直接集金に行っていたわけですが、請求する側が交通費等をいただく事はしません。それと同じ理屈になります。
    • 説教されたことがあります。集金に来ないのだから、その手間ひまを考えたら、手数料引かれて当然と、、、
    • まだ何も知らない時代に「振り込む時は手数料引いて振り込むもんだ」ってドヤ顔で教えてくれた奴、普段からセコい奴だったので、そのイメージもあるんだが。

つまり、

  1. 昔々、オンラインでの銀行振込が一般的ではなかった時代は、商品を売った側は顧客を一軒一軒回って集金していた。(もちろん手形・小切手もあったろう)
  2. 集金に来たら全額払う意思はある。
  3. 支払う側は、銀行振込の面倒な手続きをするのだから手数料くらい受取側が負担しろ、さもなくば集金に来い、という考え方をするようになった。
  4. そういう考え方の先輩に教えられて、受け取り側が負担するべき、という世代が一定割合育った。

ということではないかと思います。

たしかに昔の振込は、銀行の窓口で紙を書いて、何十分も待たされる面倒なものでした。現金書留、郵便振替、定額小為替とか、いずれも面倒で手間がかかっていたので集金に来てくれたら楽というのはわかります。

ですが、今は、どこの銀行もオンラインでネットで振込できます

文書扱い振込とか集金とか、といった時代ではありません。

もう、受取人負担という考えはやめましょうよ。


みんな満額受け取ることを期待して請求書を書いています。勝手に324円とか864円とか引かれたら、そういうことをする会社への信用はものすごいマイナスになりますし、経営状態がやばいんじゃないか、とか体質が古いんじゃないかと思われてしまいます。

さて、たしかに法律的にはどちらが負担するかは決まっていません。が、手数料を差し引くことは代金の減額を意味することですから、下請法という法律が出てきます。

下請法によれば「あらかじめ合意があれば」手数料を差し引くことは認められるのですが、合意はあくまでも抜け道です。一律に禁止してしまうと商習慣を変えられない人たちのために配慮したのでしょう。合意が必要ということは、原則として満額支払うべきというのが法の趣旨です。

下請法が適用されない小さい会社同士の取引なら違法ではない・・ではなくて、差し引くこと自体が問題なのです。

差し引くことが地域や業種の商習慣というなら、その商習慣が法の抜け道を利用している異常なものなのです。外の世界では通用しません。

それに、たった108円や324円で信用を地に落とします。差し引いた本人は感じていないかもしれませんが、もう二度と取引をしたくないと思わせるほど、相手を不快にさせる行為です。

明日から、日本全体で即刻、受取人負担はやめましょう。

ニコニコ満額払いでみんなハッピー

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コメント

やっぱもらうがわが負担すべきかと…
お客様なんだし
お金を払っていただくと言う考えをもつべき

投稿: | 2017.08.03 10:34

すいません
途中で投稿してしまいました
上のように考えている人が多いと実感しますね
慣習というのはなかなかかわりにくいものですし、難しいですね

投稿: | 2017.08.03 11:29

当然請求書に明細も付けていらっしゃるかと思います。
明細を見れば、その中に「振込手数料」が入っていないことは明白なので、
振込手数料を差し引いて振り込んだ際は、商品そのもののディスカウントを強要しているということになると思います。
これは商談が成立していないことと同義なので、追加請求してしかるべきかと思います。
僕は、なひたふさんのように歩み寄る姿勢を見せず、頑として追加請求すべき!派ですw
振込手数料はどちらが支払うべき、よりも請求明細に従いましょうといった感じですかね。

投稿: ひろ | 2017.08.08 15:35

あまり気にしませんが 540円でよいところを864円にしている会社もあります.おそらく差額324円値引きかなんかで処理していると思います.Σ( ゜Д゜)ハッ!
それよりも受注後や請求時に値引き要請が来る会社は最低だと思います.

投稿: 隊長 | 2017.08.08 20:27

私は数十年ソフトウェア業界で請負をしてますが、振込手数料を引かれたことは一度も無いです。
なので支払い側が負担するのが普通だと思ってました。
業界によって商習慣が違うのかもしれないですね。

投稿: | 2017.08.08 21:57

うちはただの一部未収として再度請求書出しますよ。それで払わなかった会社もない。
請求額と入金額に差があって、しかもその差を手数料と推測してこちらの経費に計上するとか、非常に気持ち悪いです。
もちろん契約やそれに類する行為で事前に合意してるなら何の問題もないです。その場合はこちらの請求にマイナスの項目を増やして請求額と入金額を一致させます。

投稿: | 2017.08.12 17:11

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