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2017.12.26

ZynqBerryスタータキットを発売します

この2か月ほどの間、寝ても覚めてもZYNQ Linuxをビルドしてきました。

FSBLから始まり、U-Boot、Linuxカーネル、デバイスツリー、WiFiの有効化、Ubuntu、HDMI出力・・・そんな成果をまとめた「ZynqBerryスタータキット」を発売することにしました。

Zbstart

見ての通り、RaspBerry PiのケースにZynqBerryを入れたもので、SDカードやACアダプタなどの付属品を一式揃えたものなのですが、

  • ZynqBerryのオンボードROMに、boot.binが書き込み済み
  • Ubuntu Linuxが起動するSDカードを添付

という特電オリジナルのオールイン・ワン・キットです。

sun

ZYNQでLinuxを始めてみたいけど、開発環境のセットアップや、ソフトウェアをインストールする時間がない・・という方向けです。

ちなみに、ZynqBerryはオンボードのSPI ROMからしか起動できません。SDブートができないので、SPI ROMにboot.binを書き込む必要があります。しかし、困ったことにZynqBerryのSPI ROMに書き込むためにはXILINX SDKやVivado、Trenz社のプロジェクトファイルなど様々なアプリやデータをインストールしなければならず、結構な手間と手順を理解するための時間がかかります。

そんな手間を省き、SDカードからすぐに起動できるようにしたのがこのキットです。

また、FSBLやU-Boot、LinuxのビルドについてもPetaLinuxやYoctoLinuxを使わずに、見える手順でビルドしています。何がどうなっているかがは、すべてクリーンで明確化されています。

OSには一番安定して動くLinaro 12.11を入れています。

Zbstart3_2

実用的かどうかはわかりませんが、HDMI出力も使えてデスクトップも表示できるので、モニタとマウスとキーボードをつなげばネットサーフィンもできます。

Zbstart2_2

ただし、GPUは積んでいないので描画は遅いです。パソコンやRasPiの代わりではなく、FPGA搭載のサーバとして使ったり、ZYNQでLinuxをビルドするための練習に使うのが良いかと思います。

一般に、ZYNQのLinux環境を構築するには膨大な知識と手間が必要で、手順書通りにやっても2日以上かかりますが、このスタータキットなら5分でできます。ビルドで失敗して時間を無駄にすることもありません。

そこで、「Trenz&ZYNQセミナー」の資料をまとめて、どのようにしてこのFSBLやU-Bootを作ったかをまとめた「ZYNQでLinuxが動くまで」という小冊子を先着20名様に差し上げることにいたしました。

ZynqBerryオリジナルスタータキットの製品情報はこちらです。

https://www.trenz.jp/product/zbstart/

どうぞよろしくお願いします。

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