Digilentのボードを片っ端からスキャンしてみた
MITOUJTAGのDigilentプラグインができたので、手元にあるDigilent製ボードを、MITOUJTAGで片っ端からバウンダリスキャンしてみました。
まずは、Artyです。ArtyはXC7A35TのCSG324が乗っているFPGAボードです。
自動認識すると同じIDCODEのデバイスの候補が見つかるので、この中で324ピンのものを選びます。
Artyが動作しているときの、Artix-7の端子の状態です。
ピンクはHレベル、水色はLレベル、塗りつぶしは出力、網掛けは入力の状態を表しています。
ArtyにはSPI ROMが乗っているようで、MITOUJTAGからSPI ROMを認識することもできました。
Artyが起動するときのSPI ROMの端子の動きや、起動後のLEDチカチカの信号も見えました。
次はSpartan-7が乗ったArty-S7です。Artyとの大きな違いは、Etherのコネクタが無いことです。
こちらも自動認識すると、同じIDCODEのデバイスが見つかります。この中で324ピンのものを選びます。
端子の状態もばっちり見えました。
Arty-S7のデフォルトのLEDチカチカはPWMがかかって、じわりじわりと点滅します。そのようすがJTAGロジアナでも見えています。
最後はZYBO-Z7です。
ZYBOは初期のころの評価ボードなので画面出力がVGA端子だったりしますが、その後HDMI出力やCSIカメラが付いたZYBO Z7というのが出ました。
FPGAもXC7Z020にアップグレードされています。
自動認識すると、ARMコアとFPGAコアの2つのデバイスが見えます。
LEDチカチカのPWMもよくできています。
様々な端子の信号を見るとこのような感じになっています。
MITOUJTAGは、他社製ボードであっても使えます。デフォルトのサンプルデザインが動いている状況でも使えます。つまり、FPGAに何もIPを書き込む必要がありません。
FPGAの起動前であっても信号が見えるので便利ですよ。
組み込みの世界にバウンダリスキャンを普及させたMITOUJTAGについて詳しく知りたい方は、こちらをクリックしてください↓
| 固定リンク
コメント