« GOWINの書き込みケーブルと、TEC0117というボードを仕入 | トップページ | Spartan-7とDDR3Lの配線 »

2019.12.10

Spartan-7ボードの設計を再開します

1年くらい前から設計途中で中断していたSpartan-7評価ボードをやはり仕上げることにしました。

Sp7_board

Spartan-7を中心として、DDR3L SDRAM、USB2.0(USB-JTAG付き)、2.54mmピッチの40pinピンヘッダ2個にI/O 64本、7cm×5cmという仕様です。

10年くらい前ならこういう評価ボードは日本の各社から結構出ていてたのですが、現在ではアジア製の安い評価ボードが簡単に買えて、

 - 具体的に言うと、Zyboとか、Artyとか、PYNQとか。

しかもリファレンスデザインも充実しています。

今、誰もが最初に購入しようとするFPGAボードはZyboかArtyかPYNQじゃないですか?

学校とかでFPGAで何かを作る課題があったとして、実際に使うボードは上の3つのどれかじゃないですか?

こういう安くてコモディティ化したボードが巷にあふれている状況で、シンプルなボードを、名もない日本企業が、そんなに安くもない価格で出す意味があるのか、と悩んでいました。

 

海外ボード勢の価格は、日本で作ろうとしたらどう頑張っても原価さえ回収できず赤字となってしまいます。しかもgithubで手の込んだリファレンスデザインも出しているとなっては、もう手も足もでません。おそらくFPGAやメモリ、電源ICなどのを、一般価格よりも相当低い価格で仕入れることができているのでしょう。

 

そういう理由で、もうFPGA評価ボードは作るのをやめようと思っていた次第です。

 

しかし、FPGAを工業用の組み込みモジュールとして使うなら、スイッチやLEDやLAN、PMODなどが出ていないほうが使いやすいのではと思うところもあります。はがき大のサイズのボードだと機器に組み込むにはちょっと大きいし、背の高いLANコネクタは邪魔になります。

それに、原価低減のためなのか実装面積を削減するためなのか、こういった海外ボードはユーザガイドに示された推奨数のパスコンが乗っていないこともあります。(Kintex以上だとパスコン内蔵ですが)

小型高密度で、ちゃんとパスコンを載せたボードがあってもいいかもしれない。

されど高密度で極小サイズで作ってしまうと、コネクタがメザニンになってしまい、万能機版が使えなくなり、評価用や1台~2台の工業製品に組み込むボードとしては使いにくいものになってしまいます。

よって、2.54mmピッチのコネクタにたくさんのI/OがついたFPGAボードというのは、まだ少しでも需要があるかもしれない

・・

などと、ぐずぐず考えて判断した次第です。

ただ、こういう汎用の「何にでもなれるけど何者でもないFPGAボード」を設計するのは最後にしたいと思い、このボードの名前を以下のように決めました。

LAST BOARD(ラスト☆ボード)

 

|

« GOWINの書き込みケーブルと、TEC0117というボードを仕入 | トップページ | Spartan-7とDDR3Lの配線 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« GOWINの書き込みケーブルと、TEC0117というボードを仕入 | トップページ | Spartan-7とDDR3Lの配線 »