低リップルのチェビシェフフィルタを試してみる
Digikeyで購入したインダクタとコンデンサが届いたので、5次チェビシェフフィルタのリップルを0.1dBに抑えて試してみました。
作ったフィルタがこちら。
万能基板の在庫がなくなってきたので、今ある基板を切って使っています。
部品サイズも小さくなり、いろいろと勝手が変わるのでちょっと作りにくいです。早く「万能フィルタ基板」が仕上がらないかな。
回路図はこちら。
コイルに並列にコンデンサを入れてノッチを入れてみると・・
うほっ!すごい切れ味。50MHz→90MHzで約50dBダウンです。
シミュレーション結果はこちら↓
実測のほうがゲインが落ちる周波数が少し早い気がします。
このLCフィルタをCosmo-Z Miniの出力につないで、DACからDDSでさまざまな周波数の正弦波を出し、フィルタを透過してきた信号の振幅を測ってみました。
一昨日まで使っていた1dBチェビシェフフィルタと比べると明らかにリップルが減っていて改善されています。
しかし、RedPitayaのリップル特性にわずかに負けています。これは出力OPアンプの違いかもしれません。
チェビシェフフィルタを使うとOPアンプ出力インピーダンスの周波数依存性により、インピーダンスがマッチングできずにリップルが増大してしまうのかもしれません。
RedPitayaも同じように30MHzから下がり始めていますね。なぜなんでしょう。私の測り方に問題があるのかもしれません。(同軸ケーブルの定在波とか)
| 固定リンク
コメント