Pocket JTAG Cableの再製造
特電のMITOUJTAGではPocket JTAG CableというUSB-JTAGを使うのが標準となっています。
しかし、このPocket JTAG Cableで使っているケースの在庫がなくなって製造できなくなっていました。もちろん、プラスチックのケース自体はタカチのカスタム加工品なのでいくらでも作れるのですが、表面に貼っているシールの在庫がないのです。
シールにはコネクタを挿すための角丸の四角い穴があるし、長いこと手に触れて使うものだから擦り減らないように上からラミネートをかけたいところです。
特電の過去の発注履歴を調べたところ2014年に作ったIllustratorのファイルを見ると、通常のaiファイルと、アウトライン化されたと思われるOLと付いたファイルがあります。
印刷屋さんの履歴を見てみると最後に発注したのが2018年。そして印刷屋さんのデータ保存期限が2年とのことです。ステッカー印刷屋さんによれば昔のものなのでデータが残っていないから再入稿してくださいとのこと。
ここで、ちょっと悟りました。印刷物は大量に作ってストックするのではなく半年分くらいにするべきですね。なぜならば「前回と同じのをお願いします」で発注できないからです。それに2014年に作ってくれたデザイナーさんはもういない。
さて、過去の発注履歴を調べて同じ材質を探して、aiファイルを復元して注文するのは大変だぞ・・・
もとい。OLが付いたaiファイルを開くと真っ黒。
なんで真っ黒なんだろう・・・
元のaiファイルを開くと「フォントが見つかりません」の嵐。私の使っていたIllustratorがCS3という超古いバージョンだからかと思い、Adobeの最新版が使えるように申し込んで開いてみても、フォントが見つからない。
KalingaとShurtruというフォントがないようです。
どうやらこれらのフォントはWindows7のころにはあったけれどもWindows10では標準からは抜かれてしまったらしい。
インドの文字のようなのですが、どうやら普通のアルファベットの部分にKalingaを使っている謎。デザインがかっこよかったのかな。
なんとかフォントを見つけてきてインストールしてファイルを開いたものの、フォントが太字か標準かどうかで四角になってしまっていたり、謎の黒い塗りがあったりというありさまでした。
この黒塗りを消して、フォントを修正してようやく最新のIllustratorでエラーなく開けるaiファイルが出来ました。
さて、ケースを作るのですが、どうやらタカチのカスタム加工では、インクジェットで印刷するサービスを行ってくれるようです。
今までどおりシールを作って貼るか、タカチのインクジェットで印刷するか、試作なので全部試してみることにしました。お盆の時期にはいるので少し納期が延びるはずで、
- タカチのカスタム加工+インクジェット・・・2週間くらい
- 今まで通りのシール印刷・・・2週間くらい
- ACCEAさんでシール印刷・・・1日
というわけで各業者さんにデータを送信して結果を待つことにします。
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