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2022.03.01

NaIとCosmo-Zで測ったγ線のエネルギーをモナザイトで校正

この1か月くらいの間、全力でCosmo-Zの放射線計測機能とMCA機能を改良しています。

 

今日は測ったγ線スペクトラムと、参照するスペクトラムを引き算する機能を作りました。

まず、下のスペクトラムは、NaIの隣に塩化カリウム試薬を置いたときのものです。

Measuring

次のスペクトラムは、塩化カリウムなしのバックグラウンドを4時間測ったものです。

Ref_20220302120301

このようなバックグラウンドのスペクトラムを別途に測定しておけば、右クリックで「差分を表示」とするだけで、その差分が見えるようになりました。毎秒あたりのカウント数に換算して引き算するので、参照するスペクトラムと、測定中のスペクトラムは必ずしも同じ秒数でなくても構いません。

Diff_20220302120301

引き算したら塩化カリウムと思われる1460keVのピークより上のピーク、622keV付近の小さなピークは綺麗に消えてしまいました。1760付近や2640付近のピークはバックグラウンドであったことがわかります。

こんな実験をしていたら、モノタロウからモナズ石が届きました。漬物石みたいなのが来るかと思ったら、思っていたよりも小さい。

Mona1

肉まんの具みたいなのが入っていました。

Mona2

でも、放射線はバシバシ出ています。塩化カリウム試薬×2本を隣に置いた時よりも4倍くらいカウントをしている感じです。

スペクトラムを見て見ると、Bi-212@1620keV、Ac-228@911keV、Tl-208@583keV、Ac-228@348keV、Pb-212@238keVなどと思われる、いままで見たことのなかった場所にたくさんのピークが観測されました。

Monaz

それらしく思われるピークを1つ1つ設定しながら、パルスハイト(電圧,bin)とエネルギー(keV)の対応を関連付けていくのですが、こうしてCosmo-ZとNaIの計測システムが校正できるようになりました。

最小二乗法でフィットさせてだいたい直線上に乗っているような気がしますが、気がするではよくないので、どのくらい直線的になっているかを図示する機能が欲しいですね。

あと、測定する日の偶然よって何らかの測定条件(ハイボルの電圧とか、アンプのゲインとか)が変わると、パルスハイトとエネルギーの関係も変わってしまうので、条件が変わっても追随できるようなしくみが必要だと思われます。

 

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