Spartan-7基板の改修開始
今年の5~7月はいろいろ基板を作る予定なのですが、しばらく基板設計をしておらず勘が鈍ってきたので、まずは特電Spartan-7基板の改修からはじめます。
今回の改修の目的は、
- MIPI CSI RXコアが使えるようにする
- 入手できなくなった部品を代替品にする
- USBのコネクタをType-Cにする
です。
XILINXのMIPI CSIコアはHS系の信号だけではなくLP系の信号もすべてつないでおかないと動作しないうえに、P/Nの入れ替えはできないし、CLKはMRCCかSRCCにつないでおかないといけないなどの制約があります。現状のSpartan-7基板はこの制約を無視して作ってしまったため、MIPI CSIコアが使えませんでしたので、改版で修正します。
といっても、下のような配線の部分の配線を入れ替えた後、さらに4本の配線を追加しなければならないので容易ではありません。
それでも鈍った感覚をフル回転させて配線をひきました。
BGAの奥のほうに4個のViaを追加するため、かなり広い範囲の配線をおしのけて再設計する形になりましたが、なんとかMIPI CSI用の12本の配線+4本の追加信号
- CK_HS_P/CK_HS_N
- D0_HS_P/D0_HS_N
- D1_HS_P/D1_HS_N
- CK_LP_P/CK_LP_N
- D0_LP_P/D0_LP_N
- D1_LP_P/D1_LP_N
- SCL,SDA
- GPIO,CLK
を通すことができました。こうしてみると、MIPI-CSIの配線は16本もあるので、決して省配線ではありませんね。
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