Spartan-7基板の再々設計完了
Spartan-7ボードの再々設計が完了しました。
TOP面はこのような感じ
内層はこんな感じです。
更新点はというと
- MOS FETで作っていたUSBの電源逆流保護回路をダイオードに変更
- USB Type-CコネクタのFootprint修正
- 5V入力のラインに100uF相当(47uF×2)を入れる
- 10uFコンデンサを2012サイズにする
- 3.3VのラインにTVSダイオードを入れた
- PHYのデジタル電源にEMIフィルタを入れ、外すことで完全に切り離せるようにした
- GPIOの差動ペア内等長配線
- MIPI CSIの配線を修正し、全線完全な等長配線とした。
- MIPI CSIの配線はHSだけでなくLPの側も差動ペア内等長配線にした。
- 不要なGND島と半島の削除
- コイル下のGNDパターンを外す
MIPIの配線に関しては、終端抵抗の後ろにFPGAのパッドを置き、その後ろにスタブを伸ばしてHS-LP間抵抗100Ωにつなぎました。LPの信号はHSUL12で受けますが、入力インピーダンスは高いはずなので、100Ωを通ってきた信号はLPの入力端子で反射するはずです。その反射した信号はおそらく150Ωの終端抵抗で再度吸収されますが、LPの部分の差動ペアの配線長に差があると次のHighSpeedの信号を乱すはずです。
つまり、MIPIのLPは遅い信号だけれどもHSと同じく等長配線しなければならないのでは?と思ったわけです。
それから、出力されたガーバをつぶさに調べていて、恐ろしい部分を発見しました。
7月再設計したSpartan-7ボードの試作版(非売品)では、MIPIの信号がつながる端子を変更したために設置したViaで、内層のVCCが細くなっていました。
わずかな隙間でかろうじてVCC1.0が接続されていたのです。恐ろしい。
テスターで測ってみても0.1Ωの違いもないのですが良くないですね。
邪魔なViaを右に移動させることができたので、事なきを得ました。
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