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2022.08.18

Spartan-7基板の再々設計完了

Spartan-7ボードの再々設計が完了しました。

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TOP面はこのような感じ

Top_20220824231301

BOTTOM面はこのような感じになっています。

Bot_20220824231301

内層はこんな感じです。

Vccgnd

更新点はというと

  • MOS FETで作っていたUSBの電源逆流保護回路をダイオードに変更
  • USB Type-CコネクタのFootprint修正
  • 5V入力のラインに100uF相当(47uF×2)を入れる
  • 10uFコンデンサを2012サイズにする
  • 3.3VのラインにTVSダイオードを入れた
  • PHYのデジタル電源にEMIフィルタを入れ、外すことで完全に切り離せるようにした
  • GPIOの差動ペア内等長配線
  • MIPI CSIの配線を修正し、全線完全な等長配線とした。
  • MIPI CSIの配線はHSだけでなくLPの側も差動ペア内等長配線にした。
  • 不要なGND島と半島の削除
  • コイル下のGNDパターンを外す

MIPIの配線に関しては、終端抵抗の後ろにFPGAのパッドを置き、その後ろにスタブを伸ばしてHS-LP間抵抗100Ωにつなぎました。LPの信号はHSUL12で受けますが、入力インピーダンスは高いはずなので、100Ωを通ってきた信号はLPの入力端子で反射するはずです。その反射した信号はおそらく150Ωの終端抵抗で再度吸収されますが、LPの部分の差動ペアの配線長に差があると次のHighSpeedの信号を乱すはずです。

つまり、MIPIのLPは遅い信号だけれどもHSと同じく等長配線しなければならないのでは?と思ったわけです。

 

それから、出力されたガーバをつぶさに調べていて、恐ろしい部分を発見しました。

7月再設計したSpartan-7ボードの試作版(非売品)では、MIPIの信号がつながる端子を変更したために設置したViaで、内層のVCCが細くなっていました。

Hiyari

わずかな隙間でかろうじてVCC1.0が接続されていたのです。恐ろしい。

テスターで測ってみても0.1Ωの違いもないのですが良くないですね。

邪魔なViaを右に移動させることができたので、事なきを得ました。

 

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