USB Type-CコネクタCX90B1-24PのFootPrint
Spartan-7ボードの改版試作版を作ったときに、実装業者さんから「ボス穴がなくてUSB Type-Cのコネクタが刺さらなかった」と聞いていたので、今日はこのコネクタの穴を徹底的に見直すことにしました。
USB Type-CコネクタというのはHIROSEのCX90B1-24Pで、空いていなかったボス穴というのは下の図の赤い枠で囲った部分のピンです。
横から見るとこうなっています。
このコネクタのFootprintは、一見して何がなんだかわかりません。
非常にわかりにくいのですが、□の枠にYと書かれた部分の丸いやつ(Φ0.60)を座標の原点に考えると理解しやすくなります。
図面の数字には四角い枠で囲ったものと、()が付いた数字、それから何もない数字がありますが、枠付きの数字は絶対に守らなければならない値で、()は参考値で誤差が多少あってもよいもの、何もない数字は一般公差であるようです。
この図面を読み解いていくと、気になるボス穴や固定用の穴のサイズは以下のようになっていました。
鬼畜と言えるのは、開け忘れたボス穴と横の耳の部分はL字型の穴として一体として開けることと、そのL字型の縦と横の幅が異なること。
それから、プラスチックのボス穴は左が0.6mmで、右側は0.5mmの長穴ということです。
試作基板で作ったFootprintではよくわからず適当に作ってしまったため、USBのコネクタが実装不良を起こしていたようです。肝心の24ピンの端子も0.3mm上下にずれていたので、ケーブルを触るとたびたび通信が切れるということが起きていました。
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