機械設備が欲しい~
ICの真贋判定に光学検査装置というのを使う計画をしていたのですが、基板用の検査装置や産業カメラを何個も調べたのですが、どうもしっくりきませんでした。
基板用の画像検査装置をICの真贋判定に使うには正規品のサンプルが必要なのです。画像検査というのはどうしても正規品との比較になります。正規品が手に入らないのがIC真贋判定の難しさでもあります。それに画像検査装置でBGAのピンの数や、QFPのピンの曲がり具合を調べても、それが本物か偽物かを見分ける役には立ちません。
そんなとき、表面形状測定機というのをK社のホームページで見つけて、営業さんに問い合わせてみました。
すぐに、営業さんが連絡が来ました。
弊社を訪問したいということで、待っていたら巨大な箱を台車に積んでもって来ました。
デモをしてもらうと、まさに私が欲しいと思った機能が満載でした。
産業用カメラや基板用の光学検査装置を組み合わせて作ろうとしていた機能がすでに出来上がっている。ワンクリックで自動的に測定してくれる。この装置があれば、正規品がなくても偽造品や中古品を判別できるかもしれない。
しかし、めっちゃ高い。
事業再構築補助金の予算を組みなおして、他のものを全てグレードを下げてでも、この装置が欲しい。
そう思わせる機械でした。
最近思うのは、良い設備(機械)があれば、苦労してモノづくりとかしなくてもそれだけで仕事になる。
よい設備を並べれば、頭を使わなくても食べていけるんじゃないかと思う次第です。
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