RFSoCのバウンダリスキャン
MITOUJTAGでZYNQ UltraScale+ RFSoCのバウンダリスキャンができるかどうか試してみることにします。
使ったボードはXILINXのZCU111。
ZCU111に搭載されているUSB-JTAGはMPSSEのピン配置なので、MPSSEとして接続します。
ところが、Genericと書かれたデバイスが1個出るだけ
どうやら、Dummy DAPが解除されていないようです。
SVFで次のコードを実行したら自動認識することができて、
STATE RESET;
TDR 0;
HDR 1 TDO (1); // ARMのDAPを無視するため
SIR 16 TDI (83FF) ; // JTAG_CTRL
SDR 32 TDI (00000003) ; // ARM DAPとPL TAPを有効化
RUNTEST RESET 16 TCK; // 切り替えた後は、Test-Logic-Resetステートで5回以上 TCKをトグルする
RFSoCを無事にバウンダリスキャンすることができました。
作ったBitStreamをそのまま書き込むこともできました。
書き込みは遅いけど、ちゃんと起動します。
ただ、バイナリカウンタを作ってカウントアップしていく信号をLEDのところから出力してみたのですが、何だかようすがおかしい。
どうやら、入力と出力が反転しているようです。
2018年に解決したはずのバグが
http://nahitafu.cocolog-nifty.com/nahitafu/2018/10/ultrascale-e5ac.html
なぜか再燃しているようです。
もしかすると、MPSoCバグだと思ってMITOUJTAGの中で入力と出力を反転させたのですが実はRFSoCではそのバグは起きておらず入力と出力を反転させる必要がなかったとか、XILINXがバグに気が付いて入力と出力の反転をこっそり修正していたとか、そういう理由かもしれません。
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