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2022.11.19

任意のピンからJTAGを出す回路

IC真贋判定装置を作るため、任意のピンからJTAGの信号を出す回路を作っています。

10月31日時点の回路

Np11441031

本日の回路

Np1144

あまり変わっていないように見えるかもしれませんが、内層の配線をいっぱい引いています。

右側に45個並んだICはアナログスイッチで、FPGAの端子とターゲットICとの間の電圧をクリップして保護するために入っています。

FPGAは2個使っていて、左側のFPGAがJTAGの信号を作るもの、右側のFPGAがアナログスイッチのON/OFFをするためのものです。

 

真贋判定装置では最大2340ピンのICを検査しますが、任意の端子からJTAGの信号を出せるように45chのこのようなモジュールを作って、52個並べて、任意の端子からTCKやTDIを出せるようにしています。

つまり、4ch-2340chのマトリックスというか、クロスバースイッチを作ろうというわけです。

DUTの2340個のピンはどのような電圧になるかわからない(VCC 3.3Vかもしれないし、1.0Vかもしれない)のですが、JTAGのロジック電圧も何Vになるかわからないので、FPGAに何Vが加わってもよいようにしなければなりません。

ここまで設計していてふと不安になりました。

  • アナログスイッチで本当に電圧クリップができるのか?
  • この基板のFPGAは秋月のLattice MACHXO2-256だけど、入るのか?

このあたりを検証していかなければなりません。

 

 

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