FPGA真贋判定装置でバウンダリスキャンに成功!
IC真贋判定装置のGUIソフトもつくり、動作テストも佳境に入ってきました。
下の写真のように、BGA324のソケットを装着して1本1本に、細いワイヤーを挿して電圧を注入していきます。
すると、制御ソフトの画面上で配線を挿したBGAのピンの場所の電圧が高く表示されます。
この画面を見ながら1本1本のピンが正しい場所につながっているかを調べていくと首が疲れるので、Windowsのソフトに電圧がかかったピンの番号を読み上げてもらうことにしました。
こうして、全部のピンが正しくつながっていることを確認したら、ICを挿さずに電源を入れてみてBGAの各ピンに正し電圧が出ているかを何度も何度も念入りに確認します。
そして問題がないことが確かめられたら、いよいよFPGAの実機を装着して実験です。
いざ、電源をON!
使用したICは、Spartan-7のXC7S50のCSG324Cです。安全のためVCCIO=1.8Vとしています。
電源電流が90mAくらい増えたけれども、特にショートしているような感じはありません。イイ感じです。
そして、JTAGの配線をつないで自動検出してみると、
見事に認識されました!!!
バウンダリスキャンもできました。
バウンダリスキャンのEXTESTモードにして端子を動かすと、
対応するピンの電圧がVCCIOの電圧になりました。(ここではVCCIO=2.5Vにしています)
大成功です。
これで、どんなICでもBGA324ピンであれば、任意の端子に電源やGNDを与えてJTAGバウンダリスキャンができます。
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コメント
BGAのラインナップの多さですね。数種類で何割か占めるならともかく、バラけてそうですし。
投稿: yh | 2023.05.02 11:04
BGAのラインナップの多さですね。数種類で何割か占めるならともかく、バラけてそうですし。
投稿: yh | 2023.05.02 11:04
BGAは196ピンくらいのから1500ピンまで20種類くらいソケットを買いました。大抵のものは対応できるはずです。
投稿: なひたふ | 2023.05.04 01:09