特電Artix-7ボードのVivadoデザインを更新
Artix-7ボードのダウンロードページを更新しました。
サンプルプロジェクトの更新や、USB用APIの更新、それからPythonのサンプルプログラムをアップロードしました。
https://www.tokudenkairo.co.jp/art7/download.html
そのほかに、Vivadoのプロジェクトについても更新しました。
今まで公開していたプロジェクトはVivado 2016用だったので、さすがに古いままでした。2020までバージョンを上げることにしました。
しかしながら、Vivadoのプロジェクトというのはバージョンが異なるとアップデートしなければならず、バージョンアップはできるものの、バージョンダウンができないとか、バージョンをあまり急激に上げるとIPがエラーを起こしてしまうという問題がありました。すべてのVivadoバージョン用のプロジェクトを用意するのが理想なのですが、Vivadoのプロジェクトフォルダは数百MBytesあって圧縮しても数十MBはあるので、ファイルサイズが大変なことになります。
そこで、NahiVivaというツールを使って、Vivadoのプロジェクトを最小限の必須要素だけに減らすことにしました。
Vivadoのサンプルデザインなのですが、わずか5.4MByteのサイズしかありません。
それもそのはず。Vivadoのプロジェクトは入っておらず、その元になるHDLファイルやTCLファイルしかないのです。
このフォルダにあるcmdファイルを実行すると、Vivadoが起動してVivadoプロジェクトを再生してくれるというしくみになっています。
SETTINGS.TXTというファイルを開くと、
VIVADO_VERSION=2020.1
という行があるので、これをお好みのVivadoのバージョンに書き換えて、open_project_gui.cmdを実行してみてください。
百聞は一見に如かずなので、動作をぜひご覧ください。
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