塗りつぶされたICに関する貴重なご意見の数々
昨日、二次元バーコードが塗りつぶされたICの写真を公開したら、いろいろなご意見をいただくことができました。貴重なご意見なのでここにまとめます。
・以前、SP6のパチモンにあたって1番ピンの位置が表と裏で異なっていた。ニコイチして貼り合わせようとして間違えたのかもしれない
・二次元バーコードが塗りつぶされたFPGAは有名どころの製品に乗っている
・ロット番号が改ざんされているものに当たった。見た目は普通だったが不良率がめちゃめちゃ高かった。もう正規ルート以外は信用できない
・流通業者からのコメント。「チャネル(入手元?)を保護するために、追跡可能性を防ぐために QR コードとシリアル番号を変更します」つまり、入手元のが明らかにならないように流通業者が消しているとか。
・パートナー(大量に使う業者や評価ボード業者)は特価で買えるけど、製品に組み込まずに単体で流すと怒られるので消してから流す
つまり、大量に使うパートナー向けに格安で卸されたものが、実際には目的の製品に使われずに流通業者に流して、流通業者はその出どころを隠すために消しているということもあるようです。工場からの余りものが流れてきたということなので、ある意味正しい流通品と言えます。コンプライアンス的には問題なのかもしれませんが、動作するか否かというと、動作するはず。
中には中古品のICを無理やりぴっぺがして、上(マーキングのあるほう)と下(BGAの足のほう)を貼り合わせるなんてこともやっている超悪徳な業者もいるのかもしれませんね。
私が入手した部品は注文してから2営業日くらいで出荷されたので、手の込んだ細工はしておらず、工場のあまり物だったのではないかと思われます。
非正規品ではあるけど偽物とまでは言えない、ある意味、本来の流通在庫品といえます。
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