将来のJTAGアプリケーションを考えてみた
ようやく、ET2008の講演資料を書き終えました
今年はCQ出版様とIPA様の2箇所で講演をさせていただくことになりましたが、内容は全く別物のつもりで描いていました。しかし、原稿を書いていて、2つの講演の結論が同じところにたどり着きました。
これが、私が将来的にやりたいことだなと実感しました。
無数の小さなワンチップマイコンが、PHSを介してネットワークにつながります。

そして、そのネットワークを経由して、ワンチップマイコンにJTAG信号を発生させ、ターゲットボードをバウンダリスキャンするのです。

上の2枚の絵が、近い将来、特電が作るであろうJTAGアプリケーションの姿であるような気がします。
つまり、JTAGの難しい部分をクラウドの中のサーバ側に上げてしまって、JTAGインタフェースやクライアントPCの中のプログラムはごく簡単にする。そして、携帯電話やPHSなどのモバイル機器からMITOUJTAGのようなリアルタイム・視覚的バウンダリスキャンを実行できるようにするのです。
つまり、トラ技の付録78KUSBマイコンをUSB-JTAGに改造して、ローカルPCのUSBポートに挿せば、78KマイコンのI/OポートからJTAG信号がでてきて、ターゲットボード上のFPGAやCPLDに書き込みができるというものです。
もちろん、JTAG-ICEのようなアプリもWebにもっていくことを考えています。
このアプリケーションのなにが嬉しいかというと、
・ローカルPCにアプリケーションをインストールしなくて良い
・最新のデバイス書き込みアルゴリズムが、すぐ使える。アップデートしなくてよい。
・BSDLファイルを入手しなくてもバウンダリスキャンができる
・ターゲットボード(FPGAなどが乗ったハードウェア)が手元になくても、とりあえずバウンダリスキャンの雰囲気が味わえる
・組み込み分野以外の人でも、Webサイトをみるだけでバウンダリスキャンの雰囲気が味わえる
などなどです。
・バウンダリスキャン可視化の画面と、JTAGで物理的に操作されるハードウェアは別の場所にあってもよい。
すでに、こういった機能を実現するサーバは80%ほど出来ていて、まもなくJTAG書き込みサービスを最初に開始できる見込みです。このサービスは無償でも使えるようにします。
そして、今年の12月には下の図のような、MITOUJTAG/WebScanというサービスを開始しようと思っています。

上の画像をクリックすると、MITOUJTAG/WebScanのデモページへジャンプします。
まだ実際のハードウェアにはつながっていないので、画面に出てくる絵はすべてダミーなのですが、MITOUJTAGの雰囲気は味わえます。
ぜひとも遊んでみてください。
| 固定リンク


コメント