ブロードバンドルータBRC-14VGをバウンダリスキャン
私はPLANEXのブロードバンドルータを2台使ってPPTPを張っているのですが、どうも調子が良くないのです。あまりにも頻繁にハングアップするし、接続もすぐに切れてしまうのです。
あまりにも調子が悪いので、分解してみました。
中身はこんな感じでした。
CPUはIntelのIXPというやつで、XScaleをコアとして暗号化回路などが組み込んだものです。なるほど、「VPNをハードウェアで処理」という謳い文句はこのことを言っているのですね。専用の暗号用ASICを積んでいるというわけではなく、暗号エンジンが組み込まれたCPUを使っているというわけなのですね。どうりで部品点数が少ないわけです。
はて、そういえば、IXPっていう名前をBSDLファイルを整備していたときに見たような・・
ということで、MITOUJTAGをつないでみました。
基板上にはJ8という、いかにも20ピンのARM用JTAGっぽいコネクタがありました。
ピン配置を参照しながらここにピンヘッダを立て、JTAGケーブルをつなぎました。

MITOUJTAGで自動認識ボタンを押すと、嬉しいことに一発で自動認識してくれました。
やっぱりARM互換のピン配置でしたか。
バウンダリスキャンでIXP422のピン配置も正しく表示できているようですし、ピンの入出力状態も観ることができているようでした。未知の基板が解析できたこの瞬間は、MITOUJTAGを操作していて一番嬉しいものです。
それから、CPUのリセット信号(J8の15番ピンに出ている)をみつけてGNDに落とし、CPUをリセットした後のバスの動作などをロジアナで観察してみました。
EX_ADDRとかいうアドレスバスが計3回動いています。これは、きっとROMからの読み出し動作でしょう。つまりROMから読み出してSDRAM上に展開していると思われます。
起動してから40秒ほどでPCIバスが動き出します。
90秒目付近でPCIの動きに変化があります。きっと、このあたりで起動完了なのでしょう。
また、BRC-14VGの背面にあるリセットボタンは、GPIO(2)というただのI/Oポートにつながっているだけであることがわかりました。これはハードウェアリセットではなく、ただのI/Oポートで、起動時にこのスイッチが押されていれば設定を初期化するというものでした。
おそらく、フラッシュROMはEX_DATAとEX_ADDRというバスにつながっていて、EX_CS0空間につながっていて、EX_RDとEX_WRで制御できます。今度、暇があったらフラッシュROMの読み出しにも挑戦してみたいと思います。
ついでに、CPUのAA22番ピン(TXDATA1)というピンがあって、シリアルコンソールらしき動きをしているようです。暇になったら、この信号も追っかけてみたいと思います。
おまけ
蓋を開けたとき、CPUにはこんな札が貼られていました。

「原因 ID錯誤」と書かれていて作業者っぽい人の名前が書かれています。私が掴んだ品は、製造工程で何らかの不具合があった物なのでしょうか・・
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