どんなパッケージ形状でも大丈夫
今までのMITOUJTAGでは、パッケージ形状が不明のデバイスでは、小さな灰色の四角で表示していました。
「パッケージ形状が不明」というのは、部品名からもBSDLファイル中に書かれたパッケージ名からも、具体的にどのような形状かを推測することができなかったデバイスのことです。
たとえば、部品名が、XC3S1200E FT256ならば、BGAパッケージの256ピンだろうと推測できるのですが、そうはいかないデバイスも多くあります。
MITOUJTAGでそういうデバイスを表示させるには、ユーザの操作によってパッケージ形状ファイルを読み込むことで何とか表示させていました。(下の図)

しかし、この操作は最初に使う人にとって戸惑うでしょうし、うまく形状がぴったり合わないこともあります。上のSH7780の例では、口の字状に白く囲った部分は本当はピンがありません。無理やりbga25x25というファイルを読み込ませているため、こういう表示になりました。BGAは、だいたいのものは正方形ですが、抜けているピンがあったりするので、すべてのデバイスのパッケージ形状ファイルを用意するのは不可能です。
そこで、どのようなパッケージの形状であっても、BGAであれば自動的に推測させるようにMITOUJTAGを改良しました。
まず、XILINXデバイスをいろいろ読み込んで、面白いものをいくつかピックアップしてみました。
左にある大きなのは、Virtex5のFF1738ピンのものです。図の左側がGTPトランシーバのある場所なので、抜けている(存在しない)ピンがたくさんあります。このデバイスの電源ピンは魚のように見えます。
XCCACM16なんかは、抜けピンがたくさんあります。実物を見てみたいものです。
左下のはコンフィグROMで、長方形のBGAです。これも正常に表示されました。
右側のXCV1000というのはかなり古いデバイスで、真ん中にはピンがありません。

ルネサスのマイコンも、抜けピンを考慮してちゃんと表示されました。

フリースケールのマイコンなんか、すごいピン配置をしています。

インテルのCPUの形状が表示できたときは、ちょっと嬉しかったです。たしかにこんな感じですよね。PentiumIII XEONとか、Itaniumとかは、なぜかBSDLファイルが入手できたので表示できました。電源が凄い数です。

TexasInstrumentsのDSPはMITOUJTAGで使いたいというお客様も多いのですが、このように表示できるなら満足していただけるかと思います。

ここまでくると、電源の配置に芸術性を見出すことができるかもしれません。
それに、画面上で端子にマウスカーソルを合わせればピン名とピン番号がわかるので、MITOUJTAGがインストールされたパソコンがあれば、データシートを持ち歩かなくてもピン配置がわかるようになります。
このパッケージ表示機能の機能強化は、Light版のサービスパックや、次期BASIC版で盛り込みます。
お楽しみに。
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