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2009.10.16

MITOUJTAGとSpartan-6ボードはVista(32bit版)に対応していた!!!

MITOUJTAGをはじめ、当社の製品がWindowsVistaに対応しているかどうかを調べてみました。
この実験で使ったエディションは、Windows VistaのUltimate 32bit版です。

結果、MITOUJTAGとPocket JTAG Cable、Spartan-6ボードは動作しました。

心配だったのはカーネルモードで動く、デバイスドライバの存在です。
Vistaのデバイスドライバの署名が必要とか聞いていたものですので。

他社の多くのデバイスドライバと同様、特電のPocket JTAG Cableや、Spartan-6ボードのデバイスドライバは署名をしていません。署名を施していないので、インストール時に警告が出ますが、「このドライバをインストールします」を選択すると、難なくインストールが開始します。

Caution

そして、ちゃんとインストールが完了して、使えるようになりました。
Ok

MITOUJTAGは、いわばユーザモードのソフトウェアなのでそれほど心配はありませんでした。ためしにMITOUJTAG Lightをインストールしてみたところ、特に問題なく動きました。バウンダリスキャンもロジアナも、デバイスの書き込みも、全く問題がないようです。

MITOUJTAGのVista対応

それから、Spartan-6ボードのほうですが、これも全く問題はないように見えました。
firmwr.exeでのファームウェア転送から、sp6jtag.exeでのFPGA書き込み、サンプルアプリケーションの動作までひととおり問題なく動きました。
Spartan-6ボードのVista

結論として、MITOUJTAGと、Spartan-6ボードは、今のところ32bit版のVistaでは大丈夫なようです。

しかし、Vista対応にも弱点がありました。
USBの速度がわずかに遅いのです。手元のマシンをWindowsXPで動作させた場合、このSpartan-6ボードのサンプルアプリで測って、IN方向が310Mbpsほど出ていました。しかし、同じマシンでもVistaにすると260Mbpsくらいに落ちてしまうのです。
とはいっても、カーネルモードに入って出る時間は変わりないようです。ユーザモードとカーネルモードをつなぐI/Oマネージャが大量のデータをコピーする時間に違いでもあるのでしょうか。

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