ArriaGXの書き込みとバウンダリスキャン
ArriaGXのJTAG書き込みにも成功しました。
使用したボードは、CQ出版のArriaGX評価キットで、EP1AGX20CF484C6Nが乗ったものです。

まず、コンフィギュレーション前の状態でバウンダリスキャンしてみたところ、すべてのI/Oピン(B10とF12を除く)が入力状態になっていて、クロックの入力などが確認できます。B10とF12は何かのコンフィギュレーション関連ピンなのでしょうか、信号が出力されています。ArriaGXには高速シリアルトランシーバが内蔵されていますが、やはりバウンダリスキャンではそのあたりの端子(画面左のほうの灰色が多い部分)は見えないようです。

ArriaGXに対しても、コンフィギュレーションプログラムを開発しました。まだ完璧ではありませんが、一応、書き込めているようです。コンフィギュレーションした後では、LEDチカチカしているのが画面上で確認できます。
B10とF12は入力状態に変わりました。

実は、今日この評価ボードのCD-ROMを会社に忘れてきてしまって手元に回路図がなかったのですが、バウンダリスキャンでぽちぽちとEXTESTすることで、LEDがつながっているピンの配置やクロックの場所をみつけることができ、コンパイルするためのピン定義をつくることができました。
バウンダリスキャンって便利だな、とあらためて思いました。
ところで、上の図を見て分かるとおり、使用していないI/Oピンが、なぜか出力状態として認識されてしまっています。Spartan-6のバウンダリスキャンの問題と同じような現象が、ArriaGXでも起こっています。
これはあまりにもマイナーなバグなので、バウンダリスキャンをデバッグに活用しようとする人を除いて、世界中の誰もが気づかず、ArriaGXを普通に使うことができてしまっているでしょう。しかし気がついてしまうと、気になります。
ALTERAよお前もか。なぜICメーカーはJTAGをちゃんとつくらないのでしょう。FPGA関連は結構大丈夫だと思ったのですが、やはりJTAGの便利さがまだ十分に認識されていないようですね。
このバグがQuartusIIのソフトに起因するものなのか、ArriaGXのシリコンに起因するものなのかは分かりませんが、さすがにもうALTERAに報告して修正してもらうという気力までは出ません・・ふぅ・・
とりあえず、来週中には、J-WriterとMITOUJTAG Ligh用の、ArriaGX、Cyclone3対応パッチをリリースしようと思います。
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