JTAGフラッシュROMライタの移植完了
MITOUJTAG Version 2.xへのJTAGフラッシュROMライタの移植が完了しました。
この機能は、FPGAやCPLD、CPUの端子をバウンダリスキャンで操作して、それらのJTAGデバイスに接続されたフラッシュROMに間接的に書き込むというものです。
MITOUJTAG 2.xの子ウィンドウの1つにフラッシュROMライタが統合できました。
JTAGフラッシュROMライタの設定ファイルが、プロジェクトツリーに登録できるようになり、プロジェクトツリーから右クリックで起動したり、書き込みシーケンスを開始できたりします。

また、次のチェックボックスをONにすると、JTAGフラッシュROMライタ実行中に、どのようなピンが動作しているのかを、バウンダリスキャン可視化ウィンドウでリアルタイムに見ることができるようになります。ただし、この機能をONにすると遅くなるので、デフォルトでは使わないようになっています。

さらに、MITOUJTAGのメインツールバーの、「書き込み」や「ベリファイ」のボタンとも連動しました。このボタンは、FPGAやCPLD,コンフィグROMに書き込むものですが、JTAGフラッシュROMライタの画面が起動しているときには、フラッシュROMへの書き込みが行われるようになります。

ただし、ツールバーまでマウスを毎回移動させるのも面倒なので、JTAGフラッシュROMライタの子ウィンドウで右クリックするとプルダウンメニューが開き、その中から書き込み指令を出すこともできるようにしました。

さて、フラッシュROMの消去アルゴリズムには、セクタ消去とチップ消去があります。
ツールバーの「消去ボタン」を押した場合には、どちらのタイプの消去を行うかを選択するダイアログを出すようにしました。チップ全体消去は分単位の時間がかかりますが、セクタ消去は1セクタあたり1~2秒です。なお、Intel系のコマンドを持つフラッシュROMには、チップ消去はありません。

ブランクチェックも2つのモードを用意しました。

1つは詳細チェックモードです。これは選択された領域をすべて読み出して、FFFF・・・・になっているかどうかをしらべるものです。時間はかかりますが、確実です。
もうひとつは、領域検索モードです。このモードは、フラッシュROM全体の中を粗くスキャンして、データが書き込まれている領域を探す場合に使います。詳細がよくわからないROMがあって、どの場所にどんなデータがあるかを調べたい場合などに使うと便利です。
動作もMITOUJTAG BASIC 1.xの旧バージョンに比べて2倍以上高速化されています。
この機能を内蔵したMITOUJTAG BASIC Version 2.1とMITOUJTAG Pro Version2.1は、11月中にはリリースを開始する予定です。
次は、SVFプレイヤーの移植を行います。
MITOUJTAGはこれからも、ますます進化していきます。
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