JTAGピン配置変換基板
JTAG標準の2.0mmピッチ14ピンを、ALTERAやH-UDIのピン配置に変換するための基板を作りました。
いかにも「基板です」って感じの緑色ではなく、白レジスト&黒シルクで仕上げてみました。
ありがちなアクセサリ小物ですが、ちょっと便利なところがあります。
それは・・・、TCKやTDIなどの信号名がシルクがちゃんと入っていること。
もしJTAGの動作が怪しいときには、シルクを見ながらオシロであたってみることができます。
シルクのないJTAGは、回路図をいちいち見なきゃいけないから大変!
でも、この変換基板なら大丈夫ですよね。
それから、3枚セットの割り基板になっています。H-UDIとALTERA変換基板を取り外した残りの一番端の基板は、Lattice、ALTERA、H-UDI、XILINXの標準ピン配置がシルクで書かれただけの板になっています(銅箔なし)。
折ると基板の端にバリが出ますので、軽くやすりをかけてください。
3枚目の基板は、キーホルダにぶらさげたり、財布に入れて持ち歩けます。そして、出先でJTAGのピン配置がわからなくなったときに、さっと取り出して、ピン配置を確認・・・!
「どれどれおじさんに・・。うーん、TDOはここだな」
これだけで、きっと貴方はヒーローになれること間違いなしです。
さて、使い方ですが、まず2.0mmピッチの14ピンコネクタと、2.54mmピッチのコネクタを、表裏に実装します。
コネクタの裏面に、TCKやTDIなどのシルクが印字されているので、ピン配置がすぐにわかるのはさっき説明したとおりです。
これをJ-WriterやPocket JTAG Cableの横の、XILINX用コネクタのところに取り付けます。
これで、J-WriterやPocket JTAG CableからSH-2AやSH-4、ALTERAにつなぐのが楽になるはずです。
販売するとしたら、2.0mmピッチ14pinコネクタ2個と2.54mmピッチの10pinコネクタ、2.54mmピッチの14pinコネクタ、それからフラットケーブルを2本入れて、送料込みで3000円くらいでしょうか。
とりあえずは、MITOUJTAGをお買い上げいただいた方への粗品にしようかと思います。
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コメント
いつも拝見しております。
こういう小物って便利なんですよね。でも、いざ作ろうとすると、結構面倒で。
配線とコネクタだけで作ると、小型のくもの巣ができたりして・・・。(^_^)
出来れば、の話ですが、高速のオシロでは、プローブの先端を半田付けする(先端のみ使い捨て)ものがあるので、よく使いそうな信号のところにアダプター用のピンがあると便利だと思います。よろしければ、ご検討ください。
以上
投稿: その他大勢 | 2010.04.28 08:52
>高速のオシロでは、プローブの先端を半田付けする(先端のみ使い捨て)ものがあるので、よく使いそうな信号のところにアダプター用のピンがあると便利だと思います。よろしければ、ご検討ください。
ええと、既に100台分ほど基板を作ってしまいました。
今回の仕様ではアダプター用のピンはありません。
次回作ることがあったらピンが出せそうか考えて見ます。
ご意見ありがとうございました。
投稿: なひたふ | 2010.04.28 09:07
もう用意できたんですね。
可能ならば基板とコネクタのセット販売もお願いします。
せっかくだから自分でハンダ付けをしたいです。
投稿: elijah | 2010.04.28 12:38
この基板とコネクタと、圧着済みケーブルを販売しようとすると、どうしても3000円くらいにはなってしまいます。
いろいろ考えたのですが、当面の間は、MITOUJTAGやSpartanボードを買い上げの方へのサービス品にする予定です。
投稿: なひたふ | 2010.05.08 16:45
便利そう!
投稿: 通りすがり | 2010.11.19 12:19