ルネサスRXマイコンとバウンダリスキャン
ルネサスからRXマイコンという新しいシリーズが出たそうです。RXマイコンにはシンプルな機能のRX62Tシリーズと、イーサ等が載ったRX62Nシリーズがあるようです。

JTAGに対応していそうなので、早速、某A社の評価ボードを購入して試してみました。
このボードに載っているデバイスは、RF562TAADFPというもので、RX62Tシリーズです。RXマイコンのJTAGの端子で、バウンダリスキャンができないかと思って、やってみました。
でも、結果は失敗。
どうやら高機能なRX62Nシリーズのほうはバウンダリスキャンに対応しているけれども、今回購入したRX62Tシリーズはバウンダリスキャンに非対応のようです。確かに、RX62Tのハードウェアマニュアルにはバウンダリスキャンの仕様が記載されていません。
実際にMITOUJTAGをつないで、スクリプトを組んでいろんな命令を与えてみたところ、RX62NとRX62TではJTAGの命令コードがぜんぜん違うということがわかりました。
例えば、RX62TではIDCODEを得るためのJTAGの命令コードは0x02で、RX62Nでの命令コードは0x55です。
(なお、RF562TAADFPで得られたJTAG IDCODEは0x0D003447です。)
IRの長さは8bitということは実験していてわかったので、00~FFまでのすべてのコードを与えてみたところ、SAMPLEやEXTESTに相当するような命令コードはみつかりませんでした。何かの命令が割り当てられていそうなものは全部で8種類くらいでした。
というわけで、RX62Tはバウンダリスキャンは対応しておらず、ピンの状態を見ることはできなさそう、というのが本日の結論です。RX62TのJTAGは、エミュレータ専用のようですね。
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コメント
ふむふむ、興味深いですね。
ぎりぎりまでコストダウンってことでしょうか?
投稿: ビーコン菅原 | 2010.12.25 06:10
チップの外周に非同期のFFをたくさん入れるというのが、難しいのかもしれません。
JTAGの命令コードがRX62NとRX62Tで全く異なるというのは、ひょっとすると違う人が設計したのかもしれません。
投稿: なひたふ | 2010.12.25 12:39