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2011.03.26

インタフェース付録RX62N基板でJTAGバウンダリスキャンに成功!

インタフェース付録RX62N基板でJTAGバウンダリスキャンに成功しました。

Ifrxbscan1

バウンダリスキャンというのはJTAGを使ってI/Oピンの状態を見るための技術です。つまり、I/Oが入力か出力か、HレベルかLレベルか、というのをJTAGを使って見ることができます。

上の図で言うと、塗りつぶされている端子が出力、網掛けで表示されている端子が入力、ピンク色の端子がHレベル、水色の端子がLレベルです。

このように、RX62Nの端子の動作状況が一目でわかります。

デフォルトのLEDチカチカを実行させたときの42番ピンのLED端子のH/Lが変化するたびに、画面上の表示もチカチカと変わるのが確認できました。

どうしてそのようなことができるかというと、バウンダリスキャンに対応したICは、すべての可能なI/O端子に信号をモニタリングするためのテスト回路が挿入されているからなのです。そういったテスト用回路にアクセスするのが、JTAGの本来の役割なのです。

そもそもJTAGはバウンダリスキャンを行うために作られた規格です。しかし、このバウンダリスキャンという機能は、いままでは工場出荷時の検査のような場面でしか使われてきませんでした。そのため、バウンダリスキャンが組み込みの開発場面で使われることはありませんでした。

それをデスクトップパソコンで分かりやすく実行できるようにしたのが、MITOUJTAGというツールです。MITOUJTAGを使うと、組み込み用のデバッグにバウンダリスキャンを活用することができるようになります。

インタフェース付録の特設サイトでサンプルプログラムがダウンロードできるようになったら、いろいろなプログラムを実行して試してみたいと思います。

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